ASCII 春のベストセレクション 2018 第2回

日本初のロスレス配信対応に対応！　新生活を始めるなら、サラウンドも音楽もこの1台

コンパクトで多機能！いい音を目指すなら、進化する「YSP-2700」に注目

野村ケンジ氏による、YSP-2700のショートレポート

　YSP-2700の使い勝手や音質を確認してみよう。まずは映画から。

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　この頃タイトル数が充実してきた4K HDR作品のなかから、『君の名は。』を再生してみる。新海誠監督ならではの美しい映像は、HDRで良く映える。まばゆい光の印象的な映像だが、それに迫力を添える音声がまた素晴らしい。定位感のしっかりした、包まれ感のあるサラウンド空間を実現していることから、テレビで見るより数倍の臨場感を持ち合わせる、迫力の映像空間を存分に楽しむことができた。

　この、没入感の高さは素晴らしいのひとこと。サウンドバーでここまでの没入感を体験できる製品は、そうそうない。

野村ケンジ氏

　続いて、音楽再生も試してみた。スマートフォン内に保存したハイレゾ音源を再生してみる。こちら、まずはリモコンを“ステレオ”モードにしてみて、再生を行った。一般的にシアターバー系の製品は、映画に特化したものが多いのだが、ヤマハが信条としている“ナチュラルサウンド”の体現か、「YSP-2700」はひと味もふた味も違う。

　きちんと、音楽再生にもマッチするモードが用意されており、自然なサウンドキャラクターと音場を持ち合わせている。アコースティック楽器の音色はとても自然だし、女性ヴォーカルも活き活きとした歌を披露してくれる。ここまでのリアルサウンドをサウンドバーで楽しませてくれるのは、そうそうない。

　いっぽう、シネマDSPの「音楽」モードも試してみたが、こちらもなかなかのもの。ライブ音源などを再生してみると、普段よりも音場的な広がり感が増し、ライブ会場の様子を疑似体験しているかのような臨場感が味わえる。それでいて、ヴォーカルの立ち位置がグッと近づき、歌声もパワフルだ。ライブ映像だけでなく、ライブ音源など、タイトルによってはこちらを活用するのも悪くない。

　このように、「YSP-2700」は映画から音楽まで、最新の4K映像から音楽ストリーミングまで、幅広い作品を1台で楽しむことができる、マルチなAVシステムだ。しかも、サウンドハータイプでは実現がなかなか難しい、きっちりとした定位感や包まれ感のある音場を実現することもできる。なかなかに出来の良い、便利な製品だと太鼓判を押そう。

　新生活が始まるこのシーズンは、いろいろと「モノ要り」な時期だ。

　転居などで新しい部屋に住む人はもちろん、フレッシュな気持ちで身の回りを整理してみるにも最適なシーズンかもしれない。デジタル機器の買い替えを検討しているなら、平行して身の回りの整理に取り組んでみてはいかがだろう？

　最新機能を持ちつつ、コンパクトな製品を導入。さらに「近い機能」の製品はひとつにまとめるなど、機能の集約を進めていくと、スペースのバランスが取れたスッキリとした環境が手に入りる。同じ部屋に住んでいても、身の回りが片付けば、新しい気持ちで生活が始められるのではないだろうか。

■関連サイト

• ヤマハでDeezer HiFiをはじめよう キャンペーンサイト
• YSP-2700