GalaxyにXperia、注目スマホ一斉登場! MWC 2018レポート 第14回
フロント、リアカメラとも光学式手ブレ補正に対応
Wiko、切り欠けあり19:9の全画面ディスプレーを採用した「View2」
2018年02月27日 15時00分更新
Wikoは2月26日、スペイン・バルセロナで開催中のMWC 2018で新製品発表会を開催。アスペクト比19:9のワイドディスプレーを搭載した「View2」と「View2 Pro」を発表しました。View2、View2 Proはどちらも同じ本体デザインで、View2のスペックを強化したモデルがView2 Proとなります。
両端末の最大の特徴は、フロント全面をディスプレーにしたこと。ディスプレー上部はU字型の切り欠き(ノッチ)があり、そこにフロントカメラを配置しています。ホームボタンなどはなく、指紋認証センサーも背面のカメラの下に配置。これより端末の前面はほぼすべてがディスプレー領域となっています。
本体の背面はメタリックな光沢仕上げで高級感を演出しています。カメラ周りは「iPhone X」によく似たデザインで、View2 Proは上下に2つのカメラを配置、View2はカメラとフラッシュを配置しています。フロントカメラは高画質な1600万画素で、美顔モードを備えセルフィー機能を強化しています。リア、フロントどちらのカメラもWikoのスマートフォンとして初めて光学式手ぶれ補正に対応しました。
View2はチップセットがクアルコムのSnapdragon 430、メモリ3GB/ストレージ32GB。ディスプレーは6型(720×1528ドット、アスペクト比19:9)。リアカメラ1300万画素(F2.0)、フロントカメラ1600万画素(F2.0)。バッテリーは3000mAhで本体サイズは72×154.5×8.3mm、重量153g。価格は199ユーロ(約2万6300円)。
View2 ProはチップセットがクアルコムのSnapdragon 450、メモリ4GB/ストレージ64GB。ディスプレーは6型(720×1528ドット、アスペクト比19:9)。リアカメラ1600万画素(標準:F2.0)+1600万画素(ワイド120度:F2.0)、フロントカメラ1600万画素(F2.0)。バッテリーは3000mAhで本体サイズは72.6×153×8.3mm、重量164g。価格は299ユーロ(約3万9400円)。
両端末の本体サイズは若干異なるもののぱっと見はほぼ同じ形状で、手に持ってみても違いはほとんど感じられません。背面仕上げはカラフルな色合いの多いWikoの端末では異色のAnthracite、Gold、 Grayという金属調な3色展開になっています(View2 ProにはGrayは無し)。
19対9のディスプレーはシネマサイズ(21:9)により近づいており、映画を見る際は18:9のディスプレーと比べるとより臨場感が味わえます。U字部分の切り欠きは好みもあるでしょうが、カメラ左右の通知領域も十分な幅があるため実用性は悪くありません。日本での展開は現時点では不明ですが、手ごろな価格と性能の高いカメラ、そして仕上げの高さは日本市場でも十分通用する製品だと感じました。
この連載の記事
-
第42回
スマホ
日本上陸も間近か? MWCのEssentialブースで日本担当者に話を聞いた -
第41回
スマホ
背面コルクのポルトガル製スマホから謎のガラホまで! MWC 2018の面白スマホまとめ -
第40回
スマホ
量子コンピューターや脳コンピューターで計算のルネサンスを向かえるインテル -
第39回
デジタル
期待のXperia XZ2/XZ2 Compact 現行機とのスペック整理 -
第38回
スマホ
2018年は日本へ “第3のモバイルOS”、Jolla「Sailfish OS」がXperiaに展開 -
第37回
デジタル
自分だけでなく家族も守る! マカフィーエヴァンジェリストに聞いたモバイルセキュリティーの現状 -
第36回
スマホ
iPhone X風のノッチ推しのスマホ続々! MWCで見つけた個性的(?)なスマホ -
第35回
スマホ
復活のNokiaスマホは世界3位の地位を狙う -
第34回
スマホ
5G商用スタート前にケータイに先祖返り? 翻訳機も大流行の兆し -
第33回
スマホ
日本にもきっと来る!? 「ZenFone 5」3機種のスペックを整理 -
第32回
スマホ
Alcatelはフルモデルチェンジで「5」「3」「1」の3シリーズに整理 - この連載の一覧へ