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日本市場が求めるLinux人材を認定、LPICからの資格移行も可能

LPI-Japan、日本独自のLinux技術者認定試験「LinuC」を開始

2018年02月06日 08時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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 オープンソーステクノロジーの技術者認定機関である特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は2018年2月5日、日本市場向けに最適化した新しいLinux技術者認定試験「LinuC(リナック)」を開始すると発表した。同日から受験予約を開始し、3月1日から受験可能にする。

 LPI-Japanは、従来からLinux技術者認定試験として「LPIC」を提供してきた。これまでに、国内で延べ31万人がLPICを受験し、認定者は10万人以上に上る。今回、LPICに替わるLinux技術者認定試験として、特に日本市場の状況に合わせて開発した「LinuC」をリリースした(正式資格名称「Linux技術者認定資格」、正式試験名称「Linux技術者認定試験」)。

LPI-Japan理事長の成井弦氏

 新試験を開発した目的について、LPI-Japan理事長の成井弦氏は、「Linuxの使われ方は国ごとに異なる。従来のLPICは、カナダのLPI Inc.が開発したグローバル資格で、世界中の国を対象とした試験のため、日本の市場が求める技術に対応できていない」と説明。LinuCは、日本独自資格として、日本市場のLinux技術者に必要とされるオートモーティブやAI、セキュリティなどの新しい技術を出題範囲にいち早く取り込んでいくとする。

 ただし、LinuCの開始当初は、すでにLPIC取得のために学習している受験予定者の混乱を避けるため、LPICと同じ出題範囲、同じ試験体系(レベル1 101試験/102試験、レベル201試験/202試験、レベル3の300試験/303試験/304試験から1試験選択)で認定試験を実施する(フェーズ1)。その後、フェーズ2としてLinuC独自の出題に移行していく計画だ。

 LinuC フェーズ1でのLPICからの変更点は、再受験ポリシーだ。LPICでは、不合格時の2回目の再受験は7日後から、3回目以降の再受験は30日後から認めていたが、LinuCでは7日後から何回でも再受験できるようになる。また、LPIC合格後の再受験は2年後から認めていたが、LinuCでは合格から再受験可能になるまでの期間を設けず、いつでも再受験できるようにする。

当初はLinuCはLPICと同じ出題範囲、同じ試験体系で実施

変更点は再受験ポリシー

LPICからLinuCへの資格移行プログラムを用意

 LPIC認定資格をLinuCへ移行できるプログラムも用意する。2018年8月31日までに限り、有意なLPIC認定者(資格取得から5年以内)は、LPICの認定履歴や合格履歴をLinuCへ引き継ぎ、LinuC認定を取得することができる。資格の移行は、LinuCの「受験者マイページ」のログイン時に同意するだけで完了する。

 また、LPICの有意性の期限切れ(資格取得から5年が経過)の人は、2018年8月31日まで、同一試験につき2回まで料金50%OFFでLinuCの受験が可能。さらに、すべての受験者を対象とした早期受験予約キャンペーンとして、2018年2月5日~2月28日の期間にLinuCを受験予約すると料金10%OFFで受験ができる(受験申込をする際に、キャンペーンコード「linuc-201802」を入力)。

 なお、LPI JapanはLPICも引き続き国内提供していく。「LPICがグローバル資格、LinuCが国内資格という位置づけではない。LinuCは、各国のニーズを取り入れてローカライズしたグローバル資格として、将来的にはベトナムなど海外にも展開していく計画だ」(成井氏)。全世界での試験配信数も含めて、今後5年間で10万人のLinuC受験者数を見込む。

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