タグ・ホイヤーは1月15日、スイス ジュネーブのレマン湖に係留した船上で2018年の新作コレクションを発表した。
目を引くのが現時点で「世界で最も高価なコネクテッドウォッチ」とうたう、「タグ・ホイヤー コネクテッド モジュラー 45」の最新モデル「フルダイヤモンド」。タグ・ホイヤーはこれまでにAndroid Wear搭載スマートウォッチを、2015年「コネクテッド」、2017年3月にモジュラー式を採用したコネクテッド モジュラー 45を発売している。
このモデルはAndroid Wear 2.0搭載のスマートウォッチでありながら、ケースは18Kホワイトゴールド製でケース径45mm、VVSグレードのバゲットカットのダイヤモンドをベゼルに78個、ラグに16個、ブレスレットに495個、合計589個、計23.35カラットをセッティングしたモデルだ。予定価格は税込み2099万円前後。
このフルダイヤモンドモデルには、ベゼルに直径1.5mmのダイヤモンドを72個セッティングした、キャリバー5を搭載した機械式3針モジュールが付属している。つまりコーディネートや気分に合わせて、スマートウォッチか機械式モジュールを付け替えることができるというもの。また、追加購入することでキャリバー16搭載のクロノグラフモデル、COSC認定のクロノグラフ・トゥールビヨンモデルへ替えることも可能だ。ラグ、ブレスレット、バックルも、モジュラー構造を採用している。
ラグジュアリーな面が強調されているが、フルダイヤモンドモデルでありながら50m防水の性能をほこり、GPS機能、支払いに使用するNFCセンサー搭載、AMOLEDディスプレー搭載のスイス製となる。
小径41mmの「コネクテッド モジュラー41」も発表!
同時に発表された「タグ・ホイヤー コネクテッド モジュラー41」は、モジュラー形式のAndroid Wear 2.0搭載スマートウォッチで、ケース径は41mmのモデルだ。ケース径が小さくなるため、女性もより着用しやすい。
ケースサイズ以外のモジュラー45との違いは、ディスプレーが390x390サイズのAMOLED、解像度が326 ppiになり、最大の明るさが350nitsに向上。また、ストレージは8GB、RAMメモリは1GBに拡大した。
多様な組み合わせが可能なモジュラー構造を採用し、ブティックとオンラインで7種類のスタンダードモデルを用意。ストラップとラグをカスタマイズすることが可能だ。ストラップにはピンク、ブルー、ホワイトレザーの新色を追加し、計9種類の展開になる。
またコネクテッド モジュラー41は、モジュラー45と同様に追加購入することでキャリバー5を搭載した3針の自動巻機械式モジュールに替えることができ、簡単な操作で機械式時計として利用できる。
主な機能もモジュラー45と同様で、Android 4.4のスマートフォンもしくはiOS 9以降のiPhoneに対応し、50m防水、GPS機能、支払いに使用するNFCセンサー搭載、AMOLEDディスプレー搭載のスイス製となる。
予定価格は14万400円からで、ストラップやラグなどのカスタマイズした内容により金額が変わる。