ナビの最初の歩き出し方向を教えてくれる「ARモード」
筆者はひどい方向音痴で、地図アプリが手放せない。ナビが始まってしまえば、地図は見られるので目的地へ到着できるのだが、最初の一歩がなかなか苦労する。わかりやすいランドマークがあればいいのだが、ビジネス街の交差点だと大体逆に歩き始めてしまう。現在位置のマークが動いて、ミスに気が付き、Uターンすることが多いのだ。この確率は5割を超えているのが不思議なのだが、ちょっと困っている。
そんな時に役立つのがARモード。画面の上半分にカメラで撮影した映像がリアルタイムで表示され、歩き始めの方向を示してくれるのだ。OKであればブルーの矢印、間違った方向なら進入禁止マークが表示されるので一目瞭然。
駐車場の満空情報や
ガソリンの価格まで地図に表示
ナビそのものも、もちろん使いやすい。何より、ルート周辺が明るく表示されるので、とても分かりやすい。住宅地図が利用できる場所であれば、右上のアイコンから超詳細な地図を表示することも可能。ビルの名前から住宅であれば住んでいる人の名前までわかるので、似たような家が連なるところでも表札を見て確認できる。
本格的な音声カーナビとしても利用できる。画面デザインもしっかり作られているし、交差点のポップアップ表示も見やすい。渋滞情報やオービスの情報まで教えてくれる。古いカーナビよりはよほど快適にナビしてくれるし、情報も最新なので安心だ。
地図の検索機能も充実。駐車場を調べれば満空情報が出るし、ガソリンスタンドを検索すれば価格が表示される。データが提供されていないところは表示されないが、それでも便利ではある。交通機関の乗換案内を含めたルート案内ももちろん可能だ。
以上が「ドコモ地図アプリ」の説明書となる。ガソリンを安く入れたり、オービスの場所を教えてもらったり、わかりにくい場所にもきっちり遅れずにいけるなど、メリットはたくさんある。有料だが、外出先で地図アプリをヘビーに利用する人にとっては文句なしに神アプリと言えるだろう。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。
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