日本のスマートフォンメーカーとして奮闘を続けるシャープ。日本ではキャリア向けに製品を供給するほか、数は少ないものの中国など海外でも製品を展開しています。
海外では製造に徹し、自社ブランド以外からも製品を販売したこともあります。シャープのスマートフォンの歴史の振り返り、日本市場と海外市場とに分けて紹介しましょう。
シャープのスマホの歴史・前編はこちらから
相手先ブランドでスマホを出していた2000年代初頭
シャープの海外向けスマートフォンと呼べる製品は、恐らく1998年にアルカテルが発売した「OT-Com」が最初のものと考えられます。OSはザウルスベースのようで、GSMに対応。シャープが製造し、アルカテルブランドとして販売したようですが、詳細は不明です。
なお、シャープブランドでもオーストラリアなどで販売されたようです。まだスマートフォンという言葉のない時代の製品でした。
この連載の記事
- 第129回 マイクロソフトと喧嘩別れか イギリスのスマホメーカー・Sendoの歴史
- 第128回 韓国スマホ市場でたった2年だけ圧倒的な人気を博した「LUNA」
- 第127回 ウォークマンと肩を並べた音楽プレーヤーIriverはかつてスマホも作っていた
- 第126回 実は日本ブランド・パイオニアのスマホが中国で脚光を浴びていた
- 第125回 LGのスマホ事業はどうなる? 5G対応モデルでライバルたちを追い抜けるか
- 第124回 ポルトガルの特産品コルクを使ったぬくもりあふれるスマートフォン・IKI Mobile
- 第123回 世界初の折れ曲がるスマホ「FlexPai」はこうして生まれた
- 第122回 カメラ機能無しスマホで地位を確立したシンガポール・iNO mobile
- 第121回 世界最強の強度を誇るスマホは中国で生まれた BlackViewの一貫した製品展開
- 第120回 表も裏側もスマートフォン 両面端末に夢を託したメーカー・Siswoo
- この連載の一覧へ