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アスキー的パソコン大解剖 第15回

第8世代と第7世代Coreプロセッサー、今買うならどっち? (1/7)

2017年11月18日 17時00分更新

文● 飯島範久、藤田忠 ベンチマーク●加藤勝明 編集●北村/ASCII編集部

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 ついに発売された開発コードネーム“Coffee Lake-S”こと、デスクトップ版第8世代Coreプロセッサー。最上位の「Core i7-8700K」は、エンスージアスト向けとなるLGA2066プラットフォームの下位CPUと同じ、6コア/12スレッドを実現している。

 そのうえ、今でこそ4万円を切っているが、発売当初は4万8000円前後だった第7世代Coreの最上位モデル「Core i7-7700K」と同じ価格のため、パフォーマンス面だけでなく、お買い得感も抜群になっている。

第8世代Coreプロセッサーと第7世代Coreプロセッサー、今買うならどちらがお得?

 わずか10ヵ月足らずで第7世代Coreプロセッサーがお役御免になってしまったのも、突如4月に起こったRyzenシリーズの登場によるAMDの乱にほかならないだろう。

 インテルは、その間にもエンスージアスト向けのCore Xプロセッサーを発表し、AMDに対抗心むき出しで今回の投入にいたったわけだ。

 魅力的な第8世代Coreシリーズだが、第7世代までのLGA1151向けCPUとは、電気的な互換性がなくなり、マザーボードはIntel Z370チップセット搭載製品が必要になる。

 さらに現状Coffee Lake版PentiumやCeleronの発売時期が未定なのもあり、コスパ良好なエントリー向けチップセットの「H370」や「B370」の発売が来年になるなど、マイナスポイントも見え隠れしている。

 そのうえ、「Core i7-7700K」や「Core i7-7700」が特価になったり、Z270チップセット搭載のハイエンドマザーボードが値下がりしたりと第7世代も見逃せない。

 そうなると、最新の第8世代と、型落ちで安くなった第7世代のどちらがお得か? が気になってしまう。そこで、今買うならどちらがいいかを検証してみた。

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