秋のヘッドフォン祭 2017 第7回
真空管とトランジスタ回路を切り替えて使用できる
DSD1024にアップサンプリングできるネットアンプ「Pro iDSD」
2017年11月04日 06時00分更新
トップウィングは、中野サンプラザで開催中の「秋のヘッドフォン祭2017」で発表会を開催。
iFI-AudioのDAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ「X-DSD」および据え置き型のDAC内蔵アンプ「Pro iDSD」を発表した。
注目度の高い新シリーズポタアン
X-DSDは同社の新シリーズとなる「Xシリーズ」からのリリース。バッテリーを内蔵したポータブル向けのヘッドフォンアンプ。113dBというダイナミックレンジを持つ。最大でDSD522 22MHz、768kHz/32bitまでのPCMに対応。
3.5mmのヘッドフォンジャックでバランス接続相当の音質を実現するという「S-Balanced」に対応するほか、Bluetooth接続にも対応。コーデックはaptXおよびAAC。発売時期、価格未定。
ProシリーズのDSD対応アンプ
Pro iDSDは据え置き型のDAC内蔵ネットワークアンプ。これまでもイベントなどで存在が明かされていたモデル。
音源をDSD1024 45/49MHzへとアップサンプリングして再生する機能を搭載。Wi-Fiおよび搭載するLAN端子接続によりネットワークオーディオ再生や、音楽ストリーミングサービスと連携しての使用が可能(LINKPLAY機能)。
トランジスタだけでなく真空管を回路に持ち、ユーザーは好みに応じて切り替えて使用できる。発売時期、価格は現時点で未定だが、今回展示されたのは試作機の最終モデルとなり、間も無く生産に移る予定という。
>PAW Goldの2017年版も
高音質ということで評価の高いPAW Gold。同一仕様ながら、部品など一部変更した2017年モデルも展示されていた。内容的には変わらないはずだが、聴くと違いを感じる……といった声も。
この連載の記事
-
第16回
AV
注目機種から見る、2017年末のヘッドフォン市場 -
第15回
AV
Ultrasone Edtion 15、金とチタンの振動板を使った4年ぶりの開放型 -
第14回
AV
ド迫力なAstell&KernのACRO L1000やDITA試作機 -
第13回
AV
FOCALの「CLEAR」は、ボビンをなくして軽量に動く新ドライバー搭載 -
第12回
AV
高級IEMのNoble Audioによる、小型で常に持ち運べるイヤフォン【更新】 -
第11回
AV
華麗すぎる手さばき! 半田付け名人のお姉さんにヘッドフォン祭で会った -
第10回
AV
2015年設立 中国メーカーTFZのイヤフォンのコスパがやばい -
第9回
AV
MASTER&DYNAMICのコンクリート製Bluetoothスピーカーを見た -
第8回
AV
イヤフォンワイヤレス化の流れ、もう止められない【更新】 -
第6回
AV
ヘッドフォン祭で聴ける、極薄の平面駆動ヘッドフォン「Diana」がすごい【更新】 - この連載の一覧へ