今世代のASRockマザーボードは、ビジュアル面の洗練もトピックだろう。従来、ゲーミングシリーズは黒と赤のツートーンを基調にしたカラーリングだったが、今回はアクセントとして赤が残っているものの、黒、グレー、シルバーのダークなカラーで統一され、シックな見た目となった。
少し地味に見えるかもしれないが、カラーをさまざま変えられるRGB LED演出を生かすには、デフォルトで目立つカラーは入っていないほうが統一感を出すのに都合が良い。グレーのプリントをしたり、ヒートシンクにヘアライン加工したりと、LEDのカスタマイズを邪魔しない範囲内でメリハリをつけて、LEDなしでも良い見た目に仕上げている。
RGB LED機能もパワーアップ。本製品は、チップセットヒートシンクに加えて、IOカバー、オーディオカバーにもRGB LEDを実装。外部接続のLEDテープと合わせて、4箇所それぞれ個別に発光パターンを決定できるようになっている。
場所によって色だけでなく、発光パターンごと変えられるのは珍しい。RGB LEDの設定は、付属の「ASRock RGB LED」ユーティリティのほか、UEFIセットアップでも可能だ。どちらもシンプルで操作性が明快で、RGB LED演出をしっかり楽しめる。