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主催者不在“自己責任”のイベント:

渋谷ハロウィン「コスプレ衣装 路上に脱ぎ捨てないで」

2017年10月27日 07時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 10月下旬、ハロウィンの季節。東京では渋谷がハロウィンの“メッカ”となり、各地から人が集まってきます。今年も10月28~31日にかけては、渋谷の商業施設や飲食店が数多くのハロウィン関連イベントの開催を予定しています。

 一方、渋谷ハロウィンにつきものなのがごみ問題です。渋谷区 都市整備部 環境保全課 北原竜也課長によれば、ハロウィン翌朝の路上や路地裏はごみだらけ。中にはコスプレ衣装を路上に捨てて帰ってしまう人もいるそうです。

 「ごみの中身は、飲料のびん・かん・ペットボトル、お店で買ったものが入っていたビニール袋。中には、着ていた衣装がそのまま脱ぎ捨てられていたこともありますよ。夜が終わったら必要がなくなるということなんだと思いますが」

 ごみだけではなく、着替えやメイクも問題だといいます。

 「仮装の着替えをするために、またメイクをするために商業施設のトイレを占領してしまうんですね。そのとき血糊メイクなどの汚れが手洗い所についたり……」

 マナーの悪い参加者の行為に、街のあちこちから「困った」という声が区に寄せられるようになりました。そこで区では2年前から、区内の事業者らで構成する実行委員会と共に「ハロウィンごみゼロ大作戦in渋谷」を共催しています。ごみを捨てられる場所、仮設トイレや、着替えのためのフィッティングルームを区内に用意。ごみをもって帰るためのごみ袋も配布しています。

 同団体ではハロウィン翌朝、ごみ拾いをする清掃ボランティアにごみ袋やトングも貸与しています。ボランティアの人数は昨年のべ1700人にのぼったそうです。

 なぜ渋谷ハロウィンごみ問題はなかなか解消されないのでしょうか。

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