ついに27日の金曜日の16時1分、iPhone Xの予約が始まる。世界的に品薄、iPhone 8をパスしてXに狙いを付けている人が多い、初回ロットを逃すと年内は絶望、などなどすでに「高度な情報戦」が始まっている気がしないでもない。
だが、予約をしないことには何も始まらない。ホントかウソかわからない情報に惑わされて「どうせ予約できないし~」と諦めてしまってはいけない。アントニオ猪木だったら「やる前から負けること考えるやつがいるか! バカヤロー!」とビンタされてしまうレベルだ。
とはいえ、なんの準備もなく予約大戦争に挑んでも勝てない。まずは予約にむけて心も体も準備しておこう。
どこでiPhone Xを買うのか決める
3大キャリアのうち、au以外はiPhone Xの料金が発表された。一括価格は256GBモデルの場合、ドコモが14万3856円、ソフトバンクが14万9280円で新規、機種変更、MNPともに同じ値段。Appleのオンラインサイトでは14万184円となっている。最初に各キャリアで予約するか、SIMフリーならオンラインのApple Storeで予約するかを最初に決めよう。
どのキャリアでもオンラインで予約は共通だが、ラクなのはキャリアのオンラインストア。店頭での面倒な手続きや余計なサービスの勧誘もないし、待ち時間ゼロ。さらに、ドコモのオンラインストアでは機種変更時の事務手数料も不要と、メリットばかりである。
各種割引プランなどについては今後解説するが、各キャリアとも下取りプログラムがあるし、またiPhoneは過去モデルでもリセールバリューが高いので、スマホの下取りをしているショップに売り払って軍資金に充てるという手段もある。
ただ、この方法だと今まで使っていたiPhoneを手放さなければいけないというデメリットがあるが、過去は振り返らないタイプの人ならサクっと売ってしまおう。
キャリアの下取りに出す前に
画面割れをなんとかしよう
下取りの話をしたところで、注意点を。下取りは当然ながら画面が割れていたり、キズがついていたらどんどん査定が低くなる。キャリアの下取りに限って言うと、画面が割れていても下取りしてくれるのだが金額はかなり安くなってしまう。ドコモを例にすると、良品のiPhone 7 Plusだと4万6000円だが、画面割れの場合は1万3800円となってしまう。ただ「ケータイ補償サービス for iPhone&iPad」(月額750円)に加入していれば1万1000円で修理できる(1年に2回まで)。750円×24ヵ月で1万8000円をプラスしたとしても2万9000円なので、4万6000円との差額は1万7000円。割れたまま下取りに出すよりはいいだろう。
あまり査定には関係ないが、できるだけキレイな状態で下取りに出したい。普段からフリップケースに入れてディスプレーに保護フィルムや強化ガラスを貼っている人なら大丈夫だろう。
また、キズや破損以外にもチェックすべきポイントがある。たとえばauの「下取りプログラム」なら、以下のような場合は下取りしてもらえない。
- 電源が入らない
- 充電を行っても充電ランプが点灯しない
- 暗証番号ロック解除とオールリセットが実施されていない
- 水濡れシールに水濡れの反応がある
- 製造番号が確認できない。改造などメーカーの保証外となるような場合
- 契約者が下取り対象機種の所有権を有さない端末
- ネットワーク利用制限(不正契約・不正取得端末利用制限)されている端末
キレイに使っていても、中身が壊れていたら即NG(当たり前だが)。また、水没端末や、違法な端末(赤ロムなど)も当然ダメ。また、iCloudは必ずサインアウトしたうえでリセットしよう。
また、キャリアではなくケータイショップなどに下取をお願いする場合、端末のハコや同梱品が残っていることも査定が上がるポイントだ。キャリア端末の場合はSIMロックを解除しておくと、さらにドン! カラバリなども査定のポイントになり、iPhoneならローズゴールドやジェットブラックなどで金額があがることも。
アプリからの予約が一番ラク?
Apple Storeをインストールする
そして、予約はApple Storeでするという人は、あらかじめiOS用のApple Storeアプリをインストールしておこう。当日直前になってから慌てないように、Apple IDのログイン、アプリ内の予約までの動線をチェックすることをオススメする。余談だが、筆者は昨年、Apple Storeアプリで予約しようと思ったらApple IDのパスワードを忘れてしまって大慌てになった。
最後に細かいことだが、カード払いにするなら、自分のカードの上限額とその月の利用状況を確認しておこう。予約できたのに、カードの上限に引っかかって購入できないのは悲しすぎる。
今回は、どこで予約するのかを決める、下取りするなら手入れをする、SIMフリー版を買うならApple Storeアプリを入れる、という事前準備を紹介した。次回はiPhone Xに関する料金プランを解説する予定だ。
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