Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
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監視報告
Office 2007の延長サポートが10月10日に終了
2017年10月10日、Office 2007の延長サポートが終了した。マイクロソフトは、製品が発売されてから、最低5年のメインストリームサポートと、最低5年の延長サポートを提供している。この度、10年が経過し、すべてのサポートが終了することになった。この後は、脆弱性が発見されても更新プログラムが提供されることはない。
とはいえ、アプリ自体はそのまま利用できるので、気にせず使い続ける人もいるだろう。次のPCを買い替えるタイミングで、Office付きにすればいいと考えているかも。しかし、これは大間違い。セキュリティホールを放置すると、大ごとになりかねないのだ。
例えば、2017年4月には、Officeの脆弱性「CVE-2017-0199」(https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2017-0199)が発表された。細工されたRTFファイルをOfficeやワードパットで開くと、勝手にプログラムをインストールされてしまうというものだ。これはネットバンキングを利用しているユーザーが狙われた。
利用しているアプリのひとつと軽く考えていると、想像以上にひどい目に合う可能性があるので注意すること。PC全体が暗号化されるランサムウェアにひっかかれば、プライベートなデータは全滅する。情報を外部送信するマルウェアに感染すれば、IDとパスワードが漏洩したり、最悪デジカメ写真なども流出する。
セキュリティが切れたアプリは使わないだけでなく、PCからも確実にアンインストールすること。ちなみに、Office 2010のメインストリームサポートも終了しており、延長サポートは2020年の10月13日まで、Office 2013やOffice 2016はまだメインストリームサポートが提供されている。
これでズバッと解決!
Office 2007の延長サポートが終了すると脆弱性が見つかっても対処されなくなるので、アンインストールする必要がある。
Windows 10探偵団は毎週、月・水・日に更新します。お楽しみに!
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