限られた予算内でパフォーマンスをなるべく落とさず、用途に適したPCを組めるPC自作。安いが品質、性能の悪くないパーツをチョイスするなど、構成パーツの選定は難しくなるが、そこは日々、最新パーツに触れるショップスタッフに、相談すれば問題解決。
秋葉原の「パソコンショップ アーク」、「パソコン工房 秋葉原 BUYMORE店」、「TSUKUMO eX.」のスタッフに、オフィスワークや家族のメール、ウェブ、動画視聴などの日常作業向けPCや、その人気は留まることを知らない「PUBG」こと、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」のプレイを想定したゲーミング向けPCの構成を考えてもらった。
PUBGもプレイ動画の録画・配信もおまかせ!
コスパグッドなRyzen 5で組むゲーミングPC
1回目で紹介する構成は、「パソコンショップ アーク」のスタッフYさんが、実際に「PUBG」を快適にプレイしているPC構成を元にしたAMD「Ryzen」搭載のゲーミングPCレシピだ。
ゲームプレイの実況配信は行なっていないが、自身のベストプレイを残すために、プレイを録画しているというYさん。「PUBG」だけでなく、6コア/12スレッドの「Ryzen 5 1600X」搭載PCで、ゲームの快適プレイ&録画を楽しんでいるとのこと。
Yさん愛用の定格3.6GHz、ブーストクロック4.0GHz動作で6コア/12スレッドCPUの「Ryzen 5 1600X」に、X370マザーボードやハイエンドGPUの「GeForce GTX 1070」、NVMe M.2 SSD、1TB HDD、それにCPUのオーバークロックを楽しめるサイドフローCPUクーラーなどで構成。
Windows 10を含めると、総額は18万円を超えてしまうが、「PUBG」などのゲームを快適にプレイしつつ、プレイ動画の録画、さらには編集作業もスムーズに行なえる構成になっている。
パソコンショップ アーク スタッフY氏愛用 話題のPUBGもプレイ動画もおまかせのRyzen 5構成 |
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CPU | AMD「Ryzen 5 1600X」 (6コア/12スレッド、定格3.6GHz、ブーストクロック4.0GHz) |
2万9612円 |
CPUクーラー | CRYORIG「H5 UNIVERSAL」 | 6000円 |
CPUクーラー リテンション |
CRYORIG「AM4 UPGRADE KIT TYPE A」 (Socket AM4用リテンションキット) |
700円 |
マザーボード | ASRock「Fatal1ty X370 Gaming K4」 (Socket AM4、X370、ATX) |
1万9426円 |
メモリー | SanMax「SMD4-U16G48M-24R-D」 (DDR4-2400、8GB×2枚) |
1万3399円 |
SSD | Western Digital「WDS256G1X0C」 (WD Black PCIe 256GB、M.2 NVMe) |
1万3195円 |
HDD | 東芝「DT01ACA100」(1TB、SATA3) | 4334円 |
光学ドライブ | なし | |
ビデオカード | ZOTAC「GeForce GTX 1070 Mini 8GB」 (GeForce GTX 1070、GDDR5 8GB) |
5万980円 |
PCケース | Antec「P100」(ATX) | 9241円 |
電源ユニット | Cyonic「AU-650X」(80PLUS GOLD 650W) | 9880円 |
小計(税抜) | 15万6767円 | |
消費税 | 1万2541円 | |
総額(税込) | 16万9308円 |
※価格は10月7日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。
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