レノボ・ジャパンは、10月3日より幕張メッセにて行なわれる「CEATEC JAPAN 2017」の会場にて、「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」の体験デモや、マイクロソフトのWindows Mixed Realityに対応したMRヘッドマウントディスプレー(HMD)を展示する。本日10月2日に行なわれたメディアコンベンションにて、事前に体験してきたので、簡単にレポートしたい。
「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」は、スマートフォンと接続して使用するLenovo Mirage ARヘッドセット、ライトセーバー・コントローラー、トラッキング・ビーコンにより、「ライトセーバー・バトル」、「戦略バトル」、「ホロチェス」を楽しむことができる。
本製品の予約販売は10月中旬に開始、レノボショッピングでの直販価格は税別3万800円。商品の出荷は、11月中旬に予定されている。
会場では、プレイヤーがジェダイとなり、ライトセーバーでカイロ・レン、ダース・ベイダーに代表される伝説的なダークサイドの強敵と対戦できる「ライトセーバー・バトル」が体験できた。
ライトセイバー・コントローラーを握り、ARヘッドセットを被ると、コントローラーの光が伸びライトセイバーに早変わり。目の前には敵が現れ、剣戟を繰り広げることに。相手の剣の予測線が現れたら、そこにライトセイバーを合わせると、相手の剣を弾くことが可能。まるで、歴戦の戦士のように相手の剣を防ぎ、斬り合いができるのは、Star Warsファンには堪らない。
ARヘッドセットは、前面に突き出たデザインのため、重量があるのかと思ったが割と軽め。長時間プレイでもあまり疲れそうにないと感じた。
「ライトセーバー・バトル」以外には、プレイヤーが司令官になり銀河共和国、反乱同盟軍を結集し、強大な銀河帝国との壮大な戦闘をリビングルームの床の上で繰り広げる「戦略バトル」、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」のミレニアム・ファルコン船内でプレイされたホログラムで描かれたエイリアンの駒を盤上で動かして、陣取り合戦をするボードゲーム「ホロチェス」もプレイ可能だ。
ARを採用し、汎用の難しい専用コントローラーを採用している点から、頻繁にアプリが増えることなどは見込めないが、Star Warsファンのアイテムとしては未来感があり、かなりイイ感じの製品。Star Warsファンは、予約をして確実に入手しておきたい。
眼鏡も余裕!装着具合は快適
Windows Mixed Realityに対応したMRHMDも展示されていた。製品パネルには、「Explorer VR-2551」と製品名が書かれていたが、正式名称なのだろうか。先日の東京ゲームショウにてお披露目されたデルの「Dell Visor」と同じような両手持ちのコントローラーも確認できた。
Windows Mixed Reality対応のHMDで、気にしている人が多いのが、眼鏡が入るかどうか。IPDの調整は、ソフトウェアでの微調整に留まるため、視力が低い人にとっては、眼鏡が入るかどうかは気になる点だ。
そんななか、本機は私の普段掛けている眼鏡がスポッと簡単に入るくらいに余裕だった。私の眼鏡のサイズは、Oculus RiftやHTCのVIVEだと、着脱の際にたまに引っ掛かるくらい。Dell Visorも割と目の前のスペースが広めにつくられていたが、本機の方が余裕があるように感じた。実際に発売される製品版で比べてみないと何とも言えないが、現状は同社の「LEGION Y720」が眼鏡ユーザーには最も優しいように感じた。
そのほか、同社のブースではVIVEを使って、ThinkPadシリーズの研究・開発拠点として知られる大和研究所のVR体験ツアーを視聴することができた。大和研究所の騒音試験やノートPCの落下試験の様子を360度で撮影し、それをVRで見ることができるというモノ。
現在は、CEATECでのデモ視聴用として用意されているが、今後ネットで公開したりといった検討もしているとのこと。実際に大和研究所で行なわれていた試験を目にしたことがあるが、360度で試験中の様子を見れるのは、とても興味深く、おもしろい。特に落下試験は、ノートPCが落下するのを下から覗き込む視点んなので迫力があった。
そのほか、10月7日~15日まで二条城にて行なわれるAR技術「Tango」を使った二条城ARツアーで、ワンピースの「ニコ・ロビン」がARで登場するデモを展示。そのARツアーには、同社の「PHAB2 Pro」が採用されているとのこと。
25周年を迎えた歴代のThinkPadを展示するコーナーなどもあり、盛りだくさんのレノボブース。気になる人は、訪ねてみては?
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