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モバイルノートの中では高性能なのに15万円台で購入できるコスパも魅力!

PCle SSDで高速! 高性能ノートPCなら15万円台で4Kの「YOGA 910」

2017年08月24日 09時00分更新

文● 八尋/ASCII

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Lenovo YOGA 910

 レノボ・ジャパンが販売する13.9型ノートパソコン「Lenovo YOGA 910」(80VF001HJP)は、お洒落なデザインでタッチ対応の4Kディスプレーを採用しながら、15万9840円で購入できるというコスパの高さも魅力だ。

 前回は、Lenovo YOGA 910の外観について紹介した。今回は、どれくらいの性能を持っているのか、ベンチマークをみていこう。

 Lenovo YOGA 910は、Core i7-7500U(2.7GHz)、16GBメモリー、512GB SSDという構成だ。まずは、パソコンの総合的な性能を計測する「PCMark 8」「PCMark 10」から。

 PCMark 8の「Home Accelerated」が2898、Creative acceleratedが3995、PCMark 10が3469という結果だった。モバイルノートパソコンとしては高めの結果で、これだけのスコアがあればウェブブラウンジングや動画閲覧、Officeでの作業は快適にこなせる。また、軽く写真や動画の編集といった作業であれば問題なくできるだろう。

Home Acceleratedの結果

Creative acceleratedの結果

PCMark 10の結果

 CPUの性能をチェックする「CINEBENCH」では、マルチスレッドが218cb、シングルコアで114cbという値になった。悪くない数値ではあるが、やはりクアッドコアのCore i7-7700HQと比べると劣ってしまう。そのかわり、Core i7-7500Uは省電力なので、外に持ち出して長時間使うノートパソコンには向いているCPUだ。

CINEBENCHの結果

 Lenovo YOGA 910のGPUは、CPU内蔵のインテル HD グラフィックス 620なので、バリバリゲームができるわけではない。だが、せっかく高精細で発色もいいディスプレーなので、ある程度遊べないかを調べるためにゲーム系のベンチマークも計測してみた。

 3DMarkは、Fire Strikeが850、Sky Diverが1878、Cloud Gateが4237という結果だった。やはり大作3Dゲームをプレーするのは厳しいが、負荷が軽めのMMORPGやブラウザーゲームであればプレーできそうだ。

Fire Strikeの結果

Sky Diverの結果

Cloud Gateの結果

 ゲーム系のベンチマークは、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.4k」と「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」をチェックした。

 負荷が比較的低めのドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.4kでは、標準品質、1280×720ドット、ウィンドウモードで6087(快適)という結果に。解像度を1920×1080ドットに変更して計測したところ、3698(普通)だった。せっかく4Kディスプレーを採用しているので、3840×2160ドット、フルスクリーンに変更して計測してみたが、1323(重い)という結果になった。ドラゴンクエストXは、設定次第ではしっかり遊べそうだ。

標準品質、1280×720ドット、ウィンドウモードで計測

標準品質、1920×1080ドット、ウィンドウモードで計測

標準品質、3840×2160ドット、フルスクリーンで計測

 負荷が高めの「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」では、標準品質(ノートPC)、1280×720ドットという設定で3565(快適)、1920×1080ドットに変更すると2139(普通)だった。意外にもファイナルファンタジーXIVも設定次第ではプレーできそうだ。

標準品質(ノートPC)、1280×720ドットで計測

標準品質(ノートPC)、1920×1080ドットで計測

 Lenovo YOGA 910は、512GB SSD(PCle)を採用している。そこで、ストレージの速度を計測する「CrystalDiskMark」も計測したところ、シーケンシャルリードが1783/秒という結果になった。PCle接続のSSDだけあって、HDDだけでなくSATA3接続のSSDと比べてもかなり高速だ。Lenovo YOGA 910は、高精細なディスプレーで撮影した写真や動画を閲覧できるので、、データを取り込む時間が短くすむのはありがたい。OSの起動も高速で、カフェなどですっと取り出して使うときなども即起動してくれる。

CrystalDiskMarkの結果

高性能なモバイルノートパソコンが15万円台で買える

 Lenovo YOGA 910は、モバイルノートパソコンの中では高めの性能を持ったマシンだ。さらに4Kディスプレーを搭載しているので、ワンランク上の高精細な写真や動画が楽しめる。さらに、レノボ・ジャパンの直販サイトでクーポンを利用すれば、5万6160円引きの15万9840円で購入できるので、高性能なモバイルノートパソコンを探している人は、Lenovo YOGA 910を検討してみてほしい。

試用機の主なスペック
機種名 Lenovo YOGA 910(80VF001HJP)
CPU Core i7-7500U(2.7GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 620
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD(PCle)
ディスプレー 13.9型(3840×2160ドット)、タッチ対応、グレア液晶
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1
内蔵ドライブ
インターフェース USB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)端子、USB 2.0(Type-C)端子
サイズ/重量 およそ幅323×奥行224×高さ14.3mm/約1.38kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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