この夏PCを買いたい人のために、今最もお買い得だと思われるPCを紹介する本特集。今回は比較的高性能なGPUを採用したPCを選んでみたい。
世界的な「e-SPORTS」ブームの盛り上がりもあり、国内でもじわじわとゲーム用のPCのラインナップが増えてきている。
ゲーム用としてラインナップしているが、GPUのパワーを活かして、実際はVRの表示マシンに使ったり、動画や画像編集のための高性能処理PCとして使ったりと、活用は大きく広がる。
高性能GPU採用のPCはゲーム以外にも役立つ!
ここで言うGPUは、CPU内蔵グラフィックス機能ではなく、CPUとは別に搭載している高性能なグラフィックスプロセッサーのこと。
以前とは違い、CPU内蔵グラフィックス機能のレベルもかなり進化しており、最新のインテルCPUでは4K画面の表示や高精細動画再生にはなんら問題がないが、高性能GPUの真価はさらにその上のことをしようという場合に役に立つ。
最もわかりやすく、以前からある用途としてはゲームの高精細かつ緻密な映像表現。そのために高性能GPUを選んできた人は多い。もちろんゲームに限らず高度な3D表現となると高性能GPUが価値を発揮しやすい。
もちろん、有利となるのはゲーム用途だけではない。たとえばメジャーなソフトとしては、Adobeの一連の映像関連ソフトがある。対応GPUを搭載したPCでは処理が非常に速くなるのだ。デジカメの高解像度画像などを編集するのに有利となるだろう。
約12万円で買えるゲーミングノートPC
レノボ「Legion Y520」
ゲームPCの選び方がよくわからないという人は、まずは人気のPCを買っておくのが無難。レノボの「Legion(レギオン) Y520」の人気の秘密は、大手メーカーであり、かなり程度充実したスペックのものが約12万円と、ほどほどの金額で入手できることだ。
Legion Y520はスペックによっていくつか種類があるが、実売12万円前後の「80WK002SJE」は、最新の高性能CPUである「Core i7-7700HQ」(2.80GHz)を搭載。GPUは「NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti」を採用し、ディスプレーはフルHD(1920×1080ドット)の15.6型液晶を搭載する。
さらに16GBメモリー、高速接続の256GB SSDとデータの格納に1TBのHDDを搭載しており、十分なスペックを持っている。
キーボードはテンキーが付いており、バックライトも搭載。英語版Windows、英語キーボード搭載という一般的でない点もあるが、海外ゲームのプレイや、英語キーボード好きにはぴったり。
なお、レノボの直販サイトからカスタマイズモデルを選んでスペックを抑えれば、7万円台から購入することも可能。Core i5-7300HQ(最大3.50GHz)や4GBメモリー、500GB HDDなどを選択できる。
「Legion Y520 (80WK002SJE)」の主なスペック | |
---|---|
CPU | Core i7-7700HQ |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 256GB SSD+1TB HDD |
ディスプレー(解像度) | 15.6型(1920×1080ドット) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti |
インターフェース | HDMI、USB Type-C、USB 3.0×2、USB2.0×1、有線LAN、SDメモリーカードスロットなど |
バッテリー駆動時間 | 約6.6時間 |
本体サイズ/重量(キーボード装着時) | 幅380×奥行き265×高さ25.8mm/2.4kg |
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