2万円台でも4K BDが楽しめる! UHD BD再生ができるレコーダー/プレーヤー
2017年06月28日 12時00分更新
猛暑が予想される今夏。クーラーをきかせた自宅で快適に夏を過ごすためには欠かせないオーディオ&ビジュアルを機器を紹介する本特集。今回は4K BDことUHD BDに対応したレコーダー/プレーヤーを紹介していく。
ソフトも少しずつ増えているUHD BD
UHD BDのUHD(Ultra HD)とは、国内では4Kや8Kと呼ばれているフルHDを超える高解像度の映像コンテンツまたは映像機器を示す言葉で、北米やヨーロッパなど海外ではこう呼ぶのが一般的。だから、4KテレビもUltra HD TV(4K)と表記される。
UHD BDは、映像は4K(4:2:0 10bit)で色域はBT.2020、HDRにも対応するなど、最新の規格をサポートしている。
また、Dolby Vision規格もオプションでサポートしており、国内でもDolby Vision収録のUHD BDソフトの発売がはじまっている。
UHD BDソフトも映画を中心に着実に増えてきており、新作はもちろんのこと、「ハリー・ポッター」シリーズのような大ヒットシリーズも、4K+HDRの最新の映像となって発売されている。
4Kあるいはそれ以上の解像度で制作された最新の映画の4K映像は、リアリティーが格段に増しているし、4Kアップコンバート収録となる旧作でもHDRによって、ギラりと光る輝きが増すなど、BDやDVDとはひと味違うパワフルな映像になっており、画質にこわだる人ならば必見のメディアだ。
UHD BD自体はソフトは1年以上前から発売されているが、これまではあまり大きく取り上げることはなかった。
というのも、再生機器が比較的高価な機器に限られていたため、あまり身近な存在とは言いにくかったためだ。
しかし、4KテレビもほとんどがHDR対応を果たし、価格的にも手の届くモデルが増えてきて、ようやく状況が整ってきた。もちろん、再生機器もレコーダーが各社から登場しはじめているほか、プレーヤーは5万円を切る普及価格機が登場。
UHD BDが再生できるゲーム機「Xbox One S」に至っては、驚きの機能を新たに搭載(後述)しながらも2万円台で購入できる。
全録レコーダーでUHD BD対応モデルが登場!!
パナソニック「DMR-UBX4030」
UHD BD対応のレコーダーやプレーヤーをいち早く発売してきたパナソニックは、今春のモデルで全録タイプのレコーダーにもUHD BD対応モデルを投入した。
まず紹介する「DMR-UBX4030」(実売価格 14万円前後)は、HDD容量 4TBで、最大6チャンネルの全録が可能なレコーダーだ。ちなみに上級機にはHDD 7TBで最大10チャンネル全録の「DMR-UBX7030」(実売価格 20万円前後)もある。
全録をはじめとする録画機能は、録画済みの番組をさまざまな形で探せる操作メニューの採用など、誰でも気軽に使えるようになっている。
さらに、CDをリッピングして内蔵HDDに貯めるミュージックサーバー機能も搭載。HDDからCD音源を再生できるだけでなく、ネットワーク経由でDLNA対応のオーディオ機器やPCなどへ楽曲の配信が可能だ。
ハイレゾ音源販売サイトの「e-onkyo music」の自動ダウンロードに対応し、購入した楽曲が自動的にHDDにダウンロードされるようになっているなど、音楽再生の機能も強化されている。
UHD BD再生のための機能ももちろん万全。接続したテレビに合わせて適した映像に変換して出力する機能を持つのはUHD BD対応機の共通機能だが、HDR非対応のテレビで、最適なダイナミックレンジに調整できる「ダイナミックレンジ変換調整」を備える。
これに加えて、各種の画質調整機能も備えており、同社のプレーヤーとほぼ変わらない機能を受け継いでいる。
HDMI出力も、ディスプレイとAVアンプなどのオーディオ機器に独立して信号を出力できる2系統の装備となっており、装備の面でもプレーヤーと遜色がない。
この連載の記事
-
第3回
AV
寝苦しい夜は高音質なオーディオを! 自宅で使いたいAVアンプ、プレーヤー、ヘッドフォン -
第1回
AV
4Kが5万円、有機ELも30万円切り! 今買いたい大画面テレビ -
AV
猛暑は自宅で過ごしたい! この夏買いたいAV機器 - この連載の一覧へ