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ティーピーリンク、バスケットコート1面の範囲に電波が届くWi-Fiルーターをリリース

2017年06月12日 22時30分更新

文● スピーディー末岡/ASCII編集部

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 ティーピーリンクジャパンは今日12日、ネットワーク製品の新モデル「Deco M5」を発表した。発売は6月22日、価格は3万3000円前後の予定。

 現在、ネットワーク製品のシェアトップクラスの同社がリリースするこの製品は、無線LANルーターと中継器の垣根を越えたオールカバーホームWi-Fiシステムをうたう。独自のメッシュネットワーク技術により、中継器を使わずとも部屋の隅々までWi-Fiの電波を飛ばし、場所によって繋がりにくいことがないという。

発表会で同社の業績などを語ったティーピーリンクジャパン Revon氏

新製品のプレゼンテーションを行なったティーピーリンクジャパン ディストリビューションマネージャー 木下裕介氏

4つのアンテナを内蔵することでこの速度を実現している

発売は6月22日。価格は3万3000円ほど

 メッシュネットワーク技術は、3台のAC1300ユニットによって最大420平方メートル(バスケットコート1面ほど)の範囲にWi-Fiの電波を送ることが可能とのこと。1台1台が独立して電波を発信することで、APステアリングがもっとも強い信号を自動判別して接続してくれるため、安定して高速な通信ができる。

 5GHz帯と2.4GHz帯のアンテナを合計4つ内蔵しており、5GHzでは下り最大867Mbps、2.4GHzでは下り最大400Mbpsの高速通信を実現した。そのほか、802.11k、802.11v、MU-MIMOに対応することで複数の端末を安定して接続できるようになっている。また、LAN/WANポートが一体化しているので簡単に接続できるだけでなく、USB Type-Cにも対応している。

ルーター自体はほぼ手のひらサイズとかなりコンパクト。全体的にシンプルなデザインでまとまっている

 セキュリティ面も充実しており、トレンドマイクロの技術を応用した「TP-Link HomeCare」は各種ウィルスからPCやスマホを守ってくれるだけでなく、子供が不適切なサイトへアクセスしようとすると遮断してくれるなど、インターネットトラブルから家族全体を守ってくれる。

 デザインは白を基調にしたシンプルなデザインで、家のどこに設置してもインテリアとして違和感なく溶け込むだろう。

スマホの独自アプリを使って、ルーター本体を操作することも可能

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