「LINEを始めたいけど、今さら人には聞けないよ……」というアナタ!
SNSの最新情報と若者動向を追い続けるITジャーナリスト 高橋暁子さんが、LINEの上手な使い方を基礎からやさしく伝授します。〈連載目次〉
Q:格安SIMでもLINEの機能は全部使える?
A:一部使えない機能も。ただし代替案があります
価格コムの「スマートフォン、インターネットの通信料金・利用状況実態調査2016」によると、単身者の30~40代が最も格安SIMの利用率が高く、大手キャリアの利用率が60.9%に対して、格安SIMの利用率は13.6%に上る。一方、それ以外の10~20代や50~60代の単身者、家族の場合はわずか4~5%の利用率に留まっている。単身者の30~40代の例で見ると、大手キャリアが8668円なのに対し格安SIMは1838円と、大幅に安い料金で利用できる点が人気を集め、ゆっくりと普及し始めているところだ。
しかし、格安SIMはキャリアメールが使えなかったり、実店舗がないところが多くて相談しづらいなどのデメリットもある。そのような問題の1つが、LINEの年齢認証だ。今回は格安SIMを使うとLINEでできないこと、そして代替案について解説したい。
ID検索、電話番号での友だち検索はNG
LINEの年齢認証は、キャリアの契約内容を照会する仕組みとなっている。つまり、LINEモバイル以外の格安SIMではLINEの年齢認証はできないことになる。
年齢認証ができないことで、LINE上で使えない機能がいくつか出てくる。1つめはLINE ID検索、もう1つは電話番号で友だちを検索する機能だ。どちらも対面でなくても友だち追加できる便利な機能だが、残念ながら執筆時点ではどちらも利用できない。
代替案を知っておこう
しかし代替案はある。対面ではない状態で友だち追加したい場合は、QRコードか友だち追加URLがお勧めだ。過去にご紹介したやり方を参考にしてほしい。
また、PC版LINEを使えば、年齢確認してなくてもID検索が可能だ。メインメニューから友だち追加を選び、上部の検索窓にLINE IDを入力して検索しよう。友達追加も可能だ。ただし、PC版LINEでIDは作成できないので注意。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、コンサルタント。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。小学校教員、編集者を経て現在に至る。
最新刊『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)の他、『ソーシャルメディアを武器にするための10カ条』(マイナビ新書)、『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』(日本実業出版社)、『ネット業界 儲けのカラクリ』(中経出版)など著作多数。http://akiakatsuki.com/ Twitterアカウントは@akiakatsuki
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