ズバッと解決! Windows 10探偵団 第250回
電源プランを追加するファイルも公開
AMDの新CPU「Ryzen」はWindows 10でも正常に動作する
2017年04月12日 09時00分更新
Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
調査依頼
RyzenってWindows 10でどうなの?
今年2月、AMDから新CPU「Ryzen」がリリースされた。高性能なのに価格が安く、インテルCPUの独擅場を脅かすかも、と話題をさらった。しかし、その後海外のサイトから、Windows 10で性能を発揮できない、といった情報が出回った。
その情報を受けてAMDが調査したところ、Windows 10は適切に動作していると発表。Windows 10のスケジューリング機能も正常で、問題なしだという。いくつかのゲームで「SMT(Simultaneous Multi-threading)」機能をオフにするとパフォーマンスが低下すると言う点については、Arma 3、Battlefield 1、Mafia III、Watch Dogs 2、Sid Meier'sCivilization VI、For Honor、Hitman、Mirror's Edge Catalyst、The Divisionなど、幅広いタイトルで良好な結果を得られているとした。もちろん、プログラムによってはうまく動作しない可能性があるかもしれないが、それは他の製品にだって言えることだ。
さらに、AMDはWindows 10でRyzenのパフォーマンスを最大限に引き出すために、電源プランを追加するファイルを公開した。AMDのサイトからダウンロードしたファイルをダブルクリックするだけで、Ryzenに最適化された電源プランが利用できるようになる。
最新のCPUであるRyzenはWindows 10しか正式にサポートしておらず、Windows 7はサポートされないものの、どうしてもというユーザーのためにドライバ「AMD Socket AM4/AMD Ryzen Processor Software Drivers」は用意されている。いろいろ問題なかった、Ryzen。ベンチマーク結果も上々のようで、これからユーザーが増えていきそうだ。
これでズバッと解決!
AMDがRyzenはWindows 10でも正常に動作すると発表。専用の電源プランファイルを公開し、Windows 7用のドライバも公開している。
Windows 10探偵団は毎週、月・水・日に更新します。お楽しみに!

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