※週間リスキーはテクノロジーとサブカルチャーの交差点から「やんちゃデジタル」な切り口で情報をお届けする、たいへんマニアックなコーナーとなっております。初見の方はご注意ください。
片耳に装着するだけで、スマホとワイヤレスにつながってハンズフリーでコミュニケーションできる「Xperia Ear」。
ながら作業をしたり、歩きながらだと音声だけで情報を入手できる「Xperia Ear」は最高のグッズだと思いつつ、筆者の住んでいるのは地方ではどちらかというと電車よりも車での移動が中心。
車にも音声コントロールできるアイテムあったら便利だなーと思っていたらありました! それが、ソニーモバイル製車載スマートフォンコントローラー「RM-X7BT」です。
実はEarと一緒に発表していた車載コントローラー
「RM-X7BT」は、実は「Xperia Ear」と同時期に発表されていたのですが、何故か国内ではまだ発売されていません。さすがに音声は日本語に対応していないと常用するのは厳しいかなと思っていたら、なんと専用アプリが日本語にすでに対応してることを知って、海外からお取り寄せしてみました。
「RM-X7BT」どういった内容物かというと、「リモートコマンダー」と「アダプター」という構成で、スマホとBluetoothで接続して、音声操作できるよというモノです……が、よくわかりませんね。筆者も最初はよく理解できなかったので接続しながら確認してみましょう。
「アダプター」は、microUSB端子でシガーソケットにつないで電源を確保。さらに、車のAUX入力に接続して音声を流すAUDIO OUTをつなぎます。
それから「リモートコマンダー」には、ボタン電池が入っていてすでに「アダプター」とペアリング済み。これは、手の届くコントロールしやすい場所に設置しておきます。
スマホともBluetoothで接続する必要がありますが、「リモートコマンダー」の真ん中にNFCマークがあるので、XperiaなどNFC搭載スマホをかざしてピコリン♪とペアリングできればオーケーです。準備はこれだけです。
車載用というと、車の内装をはがすなど大がかりな工事が必要なのでは?と思いがちですが、「RM-X7BT」の取り付けは随分とカンタンですね。
アプリも日本語完全対応!声優さんもEarと同じ
スマホアプリは、「アシスタント for RM-X7BT」という名前で、基本「音声でやりとりするアプリ」なので超がつくほどシンプルな画面です。
事前に設定をする時以外に、メイン画面として表示する必要もなさそうです。使い方もシンプルで、「リモートコマンダー」の真ん中のボタンをポチっとおすと、アシスタント音声で「お話ください」と言われた後に、やってほしいことを伝えるだけです。
「いま何時?」とか、「東京の天気は?」、「今日の予定は?」と聞くと、音声で教えてくれます。また、「○○さんの携帯に電話」と言えば、電話もかけられます。
交通案内はいまのところ「Googleマップ」と「waze」の2つに対応していて、「○○までのルート」と言えば、音声でナビゲーションとしても使えます。
あらかじめ、「声で起動するアプリ」として使いたいアプリを起動する「ワード」とともに登録しておけば、声で好みのアプリを起動といった技も使えます。
積極的に使わなくても、車で走行中にもいろいろと情報を音声でお知らせしてくれます。車に乗って、スマホと「RM-X7BT」が接続されると、アシスタント機能が動き始め、今日の「日付/時間」「不在着信のお知らせ」「未読メッセージのお知らせ」、「予定」、「天気」、「ニュース」といった情報を話してくれます。
「こんにちは!3月10日金曜日午前時○分です。東京の品川の天気は晴れ、最高気温15度、最低気温11度です。」といった具合に。 電話がかかればボタンを押してそのままハンズフリーで話せるのはもちろん、アプリの通知があったときにも、メッセージやメール、カレンダーといったものの内容を「ピロリン♪ ○○さんからメッセージ、内容は~」といった感じで読み上げてくれます。
ちなみに、気になる「アシスタント for RM-X7BT」でのアシスタント機能の音声は、「Xperia Ear」と同じく声優の寿美菜子さんです。
当然のことですが、車を運転しているとき、よそ見運転などは非常に危険なのでスマホは触れません。そんな時こそ、音声コントロールというかコミュニケーションがお役立ち。音声で教えてもらえるだけでこれほど便利なのか!と感動するレベルです。
ちなみに「リモートコマンダー」は、音声コントロールや電話の着信応答としての役割以外にも、音楽アプリの再生、一時停止としても使えるほか、曲送りや曲戻しもできて、外周のダイヤル式のコントローラーは音声のボリュームコントロールといった使い方もできます。
そして、さらに便利だなと思ったのは、「リモートコマンダー」のボタンを長押しで「Googleアプリ」の音声検索呼び出しにも対応しているということです。さらに、Googleマップアプリを開いたのちに、音声操作したいと思った場合でもスマホの画面をタップしなくても「RM-X7BT」で引き続き操作できてしまうのです。
カンタンに取り付けられて便利! あとは日本発売を待ちたい
もちろん最新の車に搭載されているカーシステムや最新のナビゲーションは、非常に優秀でたくさんの機能が満載ですが、なかなか車の買い替えタイミングもあったり、中には突如ナビゲーションのついていない車に乗ることになったりなんてこともよくあります。
そこで、スマホと「RM-X7BT」を設置すれば、音声でいつでもアドバイスしてくれるアシスタントを載せた車にはや変わりです。いまはまだ国内販売されていないようですが、こうしてすでに日本語対応しているので、ぜひ発売してほしいところですね。
※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。
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