やっぱりスマホ新製品に注目! MWC 2017レポート 第16回
Moto ModsにAmazon AlexaとGamePadも仲間入り
大人気SIMフリースマホの最新機「Moto G5 Plus」と「Moto G5」のスペックをチェック
2017年02月28日 18時50分更新
レノボは、バルセロナで開催中の「MWC 2017」にあわせて、モトローラブランドの新型スマホ「Moto G5」と「Moto G5 Plus」を発表しました。
デュアル・オートフォーカス・ピクセル技術搭載の「Moto G5 Plus」と
2万円台に抑えたミドルレンジ機「Moto G5」
Moto G5 Plusは、5.2型フルHD解像度(1080×1920ドット)ディスプレーを搭載したいわゆる「ミドルハイ」の端末。CPUはSnapdragon 625(2GHz、オクタコア)、メモリーは2GBもしくは4GB、ストレージは16GB、32GB、64GBの3種類の容量を用意。
背面カメラは1200万画素で、デュアル・オートフォーカス・ピクセル技術で高速AFを実現。その速さは、現行機の「Moto G4 Plus」のフォーカスまでにかかる時間と比べ最大60%ほど短縮されています。同社によれば、5.2型のスマホでこの技術を搭載するのは世界初とのことです。
一方、Moto G5は、G5 Plusと比べるとスペックは抑えめ。ディスプレーは5型フルHD解像度(1080×1920ドット)で、CPUはSnapdragon 430(1.4GHz、オクタコア)、メモリーは2GBもしくは3GB、ストレージは16GBもしくは32GB。
リアカメラは1300万画素と、画素数だけではG5 Plusより高い値になっていますが、デュアル・オートフォーカス・ピクセル技術は非搭載で、AFは像面位相差オートフォーカスを採用。また、動画の解像度もG5 Plusは4K(30fps)、G5はフルHD(30fps)が最大値となっています。
どちらも、前面下部に指紋センサーを搭載。フロントカメラは、広角レンズ搭載で500万画素。OSはAndroid 7.0です。
同社のフラグシップシリーズ「Moto Z」では両面挿し対応のUSB Type-Cを採用していますが、今回発表された2機種はどちらも、充電端子はmicro USB、3.5ミリのイヤホンジャックも装備しています。
Moto G5 Plus | Moto G5 | |
---|---|---|
メーカー | モトローラ | |
ディスプレー | 5.2型 | 5型 |
画面解像度 | 1080×1920ドット | |
サイズ | 約74×150.2×9.7mm | 約73×144.3×9.5mm |
重量 | 約155g | 約144.5g |
CPU | Snapdragon 625 2GHz(オクタコア) |
Snapdragon 430 1.4GHz(オクタコア) |
メモリー | 2/4GB | 2/3GB |
ストレージ | 16/32/64GB | 16/32GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大128GB) | |
対応ネットワーク | LTE:1/3/5/7/8/19/20/28/38/40/41 W-CDMA:850/900/1900/2100MHz 4バンドGSM |
LTE:1/3/5/7/8/19/20/28/38/40 W-CDMA:850/900/1900/2100MHz 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n(2.4+5GHz) | |
Bluetooth | 4.2 | |
OS | Android 7.0 | |
カメラ画素数 | リア:12メガ(F1.7) /イン:5メガ(F2.2) |
リア:13メガ(F2.0) /イン:5メガ(F2.2) |
バッテリー容量 | 3000mAh(取り外し不可) | 2800mAh |
SIM形状 | nano SIM(地域によってデュアルSIM仕様) | |
防水/防塵 | △(撥水コーティング)/× | |
USB端子 | micro USB | |
カラバリ | ルナーグレイ/ファインゴールド |
発売時期は、両機種とも3月中に中南米、ヨーロッパ、アジア、北米の各地域で展開予定。価格は、Moto G5の2GBメモリー/16GBストレージ版が199ユーロ(約2万4000円)から、Moto G5 Plusの2GBメモリー/32GBストレージ版が299米ドル(約3万4000円)から、3GBメモリー/32GBストレージ版が279ユーロ(約3万3000円)からとなっています。
なお、Moto Gシリーズの現行機「Moto G4 Plus」は、日本初の4G・3G DSDS対応スマホとして品薄状態にもなったことのある人気機種。スペック的にも十分、日本市場で活躍できそうな製品ではありますが、現状日本国内での発売は時期・価格ともに未定です。
Moto Zシリーズの追加モジュールである
「Moto Mods」にAmazon Alexaとゲームパットが追加予定
また、同社はフラグシップのMoto Zシリーズに対応し、背面カバーを変えるように高音質スピーカーやプロジェクターなどの機能を追加できる「Moto Mods」の新展開も公開。「Amazon Alexa Moto Mod」と「GamePad Moto Mod」などがアナウンスされました。
Amazon Alexa Moto Modは、その名のとおりAmazonが米国とイギリス、ドイツ、オーストラリアで展開する音声アシスタントをMoto Z上で使えるようにするというもの。2017年後半には登場予定です。
いままで、Alexa対応デバイスは据え置きタイプが基本でしたが、スマホであるMoto ZにAlexa機能が搭載されれば、外出中であっても自宅の室温のコントロールやショッピングリストの編集が音声で操作可能となります。
GamePad Moto Modは、その名のとおりMoto Zを一般的な携帯ゲーム機のように利用できるようにするもの。今夏登場予定で、詳しい仕様は公開されていませんが、GamePad自体にもバッテリーを内蔵させ、スマホ単体では難しい本格的なゲーム体験を提供するとしています。
日本では現在「Moto Z」「Moto Z Play」「Moto G4 Plus」「Moto X Play」などが展開されているモトローラスマホ。歴代の売れ筋モデルであるMoto Gシリーズと、ロマンと未来感あふれるMoto Modsの今後の国内展開に期待です。
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