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妥協ナシ! 比類なきパワーを誇るゲーミングPC「OMEN by HP Desktop 870」

2017年02月10日 11時00分更新

山口優編集○ハイサイ比嘉

最大解像度2560×1440、32型非光沢液晶ディスプレー「OMEN by HP 32 Display」

　今回、「OMEN by HP Desktop 870」とともに使用したディスプレーなどの周辺機器についてもここで紹介しておこう。

「OMEN by HP 32 Display」

　まず、日本HPの32型外付けゲーミングディスプレー「OMEN by HP 32 Display」は、WVA+方式のアンチグレア（非光沢）タイプの液晶パネルを採用した製品。解像度は2560×1440ピクセルで、応答速度は5ms、輝度300cd/m2、コントラスト比3000:1。視野角が上下左右とも178度で、sRGBカバー率は100％となっている。リフレッシュレートは75Hzと一般的な60Hzに比べると高速だ。

「OMEN by HP 32 Display」のインターフェース。HDMI 1.4端子×2、Display Port 1.2端子の3系統入力に対応する

USB Type A端子×2、USB Type B端子も装備している

　またちらつきやティアリング（走査線部分で画像がずれて見える現象）などをおさえるAMD Free Syncに対応しており、それを有効にすることでなめらかな表示が実現可能だ。実際、今回試した範囲では、ちらつきやティアリング、シーンの変化時に起こりやすいカクつきなども気になることはなく、カタログスペックから想像したよりもずっと快適にゲームや動画を楽しむことができた。

　「OMEN by HP 32 Display」は搭載するインターフェースも豊富で、HDMI 1.4端子×2、Display Port 1.2端子の3系統入力に対応する。また、USB Type A端子×2、USB Type B端子も装備しており、USB Type B端子とPCのUSB端子をケーブルでつなげばUSBハブとしても機能する。

ゲーミングPC用アクセサリーも大充実！

　ゲーミングPC用アクセサリー「OMEN by HP with SteelSeries」は、4製品がラインナップされている。そのうち、「OMEN by HP Gaming Keyboard」は、複数キー連打＆同時押し時の入力エラーを軽減するアンチゴースト・キーロールオーバー機能（20キーまで対応）を搭載したゲーミングキーボード。マクロキーやキーイルミネーションなど、ゲーミングキーボードに必須の機能も、もちろん搭載している。

「OMEN by HP Desktop 870」と専用アクセサリー

　「OMEN by HP Gaming Mouse」は、CPI（感度）が50～6500dpiまで調整可能な本格的なゲーミングマウス。ロゴ部分のイルミネーション機能や、ボタン割り当て機能なども備えており、専用ソフト「SteelSeries Engine 3」を使えば自分好みに細かくカスタマイズできる。この製品に最適化されたゲーミングマウスパッド「OMEN by HP Gaming Mousepad」と組み合わせれば、さらに快適に使うことが可能だ。

ゲーミングキーボード「OMEN by HP Gaming Keyboard」

ゲーミングマウス「OMEN by HP Gaming Mouse」とマウスパッド「OMEN by HP Gaming Mousepad」

　「OMEN by HP Gaming Headset」は、50mm大口径ネオジウムドライバーを搭載したヘッドセット。360度どこからも音が聞こえるサラウンドシステムにより、ゲームや動画などを臨場感たっぷりに楽しめる。見た目からイメージするより軽く、ヘッドバンドがぴったり固定してくれるので、ゲームをしながら頭を揺り動かしてもずれにくく、長時間プレイ時も使いやすかった。今回は暖房をつけた室内で使用したが、イヤーカップもムレにくく長くつけていても不快さは感じなかった。

ゲーミングヘッドセット「OMEN by HP Gaming Headset」

省スペースで最高のゲーム環境をゲットできる「OMEN by HP Desktop 870」

　ここまで見てきたように、「OMEN by HP Desktop 870」は、高性能なプロセッサーやグラフィックカードを備えたパワフルなゲーミングPCだ。ミニタワー型ながら水冷式CPU冷却システムを搭載することで排熱効率を高めており、高負荷なゲームでも安定したプレイが可能になっている。省スペースで最高のゲーム環境を追求したいという人には、有力な購入候補となり得るだろう。

　直販サイト「HP Directplus」は、現在キャンペーンを展開しており、今回試したNVIDIA GeForce GTX 1080 搭載モデルがHP Directplus価格18万7000円からとなっている。ゲームだけでなく、VRにも向いた高い性能である点を考えるとコストパフォーマンスが高く、メンテナンス性の高さなど筐体の長所も考慮すれば非常にオススメしやすい製品だ。

　「OMEN by HP 32 Display」や「OMEN by HP Gaming Keyboard」＆「OMEN by HP Gaming Mouse」がセットになったモデルもお値打ち価格で用意されているので、PCアクセサリーもPCと同じ世界観、優れた使い勝手で統一したいなら、ぜひ検討してほしいところだ。

主なスペック
製品名	GTX 1070モデル	GTX 1080モデル
HP Directplus価格（税別）	17万6000円から（キャンペーン価格）	18万7000円から（キャンペーン価格）
CPU	Intel Core i7-6700（3.4GHz）	Intel Core i7-6700K（4GHz）
プロセッサー冷却方式	水冷クーラー
チップセット	Intel Z170
メインメモリー（最大）	8／16GB PC4-17000 （最大64GB）	8／32GB PC4-17000 （最大64GB）
グラフィックス機能	NVIDIA GeForce GTX 1070（8GB） Founders Edition	NVIDIA GeForce GTX 1080（8GB） Founders Edition
ストレージ	256GB SSD（SATA）、2TB HDD（SATA、7200回転）	512GB SSD（SATA）、2TB HDD（SATA、7200回転）×2
光学式ドライブ	BDXL対応Blu-ray Discドライブ
LAN機能	無線LAN（IEEE 802.11a/b/g/n/ac）、有線LAN（1000BASE-T）
インターフェース	DisplayPort端子×3、HDMI端子、デュアルリンクDVI-D端子、USB 3.0端子×4、USB 2.0端子×6、Bluetooth 4.0
メディアカードリーダー	SD／SDHC／SDXC対応
拡張スロット	PCI Exress x16、PCI Exress x1、M.2（PCI Express）Type 3030/KeyA、、M.2（PCI Express）Type 2280/KeyM
ドライブベイ	ウルトラスリムベイ、3.5インチ×4
サウンド機能	ライン出力、ライン入力、マイク入力
電源	500W ATX、80PLUS BRONZE
本体サイズ	幅165×奥行き415×高さ405mm
OS	Windows 10 Home（64bit）