ECSが都内で新製品発表会を開催し、小型PC「LIVA」シリーズの最新モデル「LIVA Z」を発表した。LIVAシリーズがもつ「小型」「静音」「低価格」の三原則を踏襲しながら、従来のLIVAシリーズと比較してパフォーマンスを追求しているという。
Apollo Lake搭載の最新小型PC
LIVA Z
「LIVA Z」は、“Apollo Lake”ことインテルのモバイルプロセッサーを採用し、新たにMiniDisplayPortを搭載することで、4K/60Hzのリフレッシュレートに対応した製品だ。
CPUは、4コア/4スレッドのPentium N4200と、2コア/2スレッドのCeleron N3350の2タイプを用意。Windows 10 Home 64bit搭載、OS非搭載モデルをそれぞれラインナップする。
Celeron N3350搭載モデルは1月上旬発売予定で、想定売価はOSなしが2万3800円、OSありが2万6800円。Pentium N4200搭載モデルは1月以降発売予定で、想定売価はOSなしが2万9800円、OSありが3万2800円。
同時に、RS232 COMポートを備えた「LIVA Z-E」も発表された。LIVA Zと同様の基本性能を備えながら、筐体にスタックするようなイメージで備えられた4つのRS232 COMポートが特徴的だ。
COMポートがある筐体下部には、2.5インチサイズのHDDまたはSSDの増設が可能。各種リーダーやスキャナー、データロガーから医療機器、制御機器の通信などでの利用が期待されている。こちらは一般販売の予定はなく、企業からの受注による生産となる。
世界初のカメラ付きスティックPC
Smart Camera
Windows 10搭載のスティックPCに200万画素のカメラを搭載することで、Windowsベースの顔認証ソリューションを提供可能にしたのがこの製品だ。1月以降発売予定で価格は未定。