いろいろな紙に手書きすることで
入力できる「リアルペン」
続いては、Windows 10 モバイルPCであるYOGA BOOKの最大の特徴である「リアルペン」を簡単に紹介したい。
テクノロジーはペンデバイス界のキングであるワコムのテクノロジーらしい。右側にYOGA BOOK用紙を縦置きした位置関係の使い方も、ごく普通のWindowsパソコンのスタイルでキーボード部分にYOGA BOOK用紙を横開きで置いたスタイルのどちらでも、手書き入力マシンとして活用できる。
あらかじめ直径の少し小さなニ穴パンチで上端に穴の開けられたYOGA BOOK用紙は、パッケージに付属する専用の「BOOK Pad」の2本の金属柱に合わせて置き、フラップを閉じることによってマグネットでしっかりと固定される。
さらにBOOK Padそのものは、YOGA BOOK本体のキーボード部分にやはりマグネットで張り付く構造となっている。
この構造のためにYOGA BOOK用紙の位置がずれたり、液晶を360度回転させたタブレットスタイルに貼り付けて一緒に持ち歩いても滑り落ちたりすることを防いでいる。
筆記には絶対必要な専用ペンである「リアルペン」も本体にマグネットで吸着するが、この仕組みはあまり意味はないかもしれない。
手書きの時のアプリケーションは現在のところOneNoteを使用するのが標準だ。購入時のままでは、共有設定はOneNoteユーザー間だけで共有するか、メール添付で送るかしか選択手段はなく、ハードウェアの出来に比べてWindows側のアプリがチョット寂しい感じがしてしまう。
YOGA BOOKの手書き入力は、土台となるキーボード部分と専用のリアルペンが特殊で専用となるが、使用する紙はどんな紙でも大丈夫だ。
筆者は、ときに一般的なリーガルパッドを使ったり、大きめのポストイットを使用したりしてみたが、まったく問題なく自由に手書き入力を楽しむことができた。
さて、今回のYOGA BOOK。久し振りに筆者は長く使いそうな予感がしたので、さっそく一番最初になくなってしまいそうなYOGA BOOK用紙を、もちろんヨドバシ・ドット・コムでワンパック購入した。
パッケージの中には“15ページ/冊”の黒い表紙のノートが5冊入っている。これでしばらくは大丈夫そうだ。
最悪、専用紙がなくなっても、筆記用紙のサイズと液晶画面上の表示域の関係が憶測さえつくようになれば、たとえレストランの紙ナプキンでもまったくの支障はない。
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