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防犯カメラと人工知能が結びついた次世代のセキュリティーの実現へ

NEC、防犯カメラ映像から特定人物を高速・高精度に検索できるAIシステム

2016年10月31日 18時08分更新

文● 行正和義 編集●ASCII.jp

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画像イメージ(関連人物検索)

 NECは10月31日、防犯カメラなどの映像から特定の時間・場所に出現する人物や、特定の動作をしている人物を高速・高精度に検索する人工知能ソフトウェア「NeoFace Image Data mining」を発売した。

 顔画像からの特定の人物の検索に加え、特定の時間・場所にいる人物の検索や、特定人物と一緒にいる人物の検索が可能なため、犯罪捜査や迷子捜索、顧客サービスなどに利用可能。また、特定の時間・場所に頻繁に出現する人物を100万件の顔データから検索する場合は10秒で検索可能という。

類似する人物を階層化したツリー構造

 米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術 ベンチマークテストにて3回連続して1位を獲得した世界一の認証精度を有する同社の顔認証技術と、類似度をもとにデータをグループ化し、特定のパターンを高速検索する技術「時空間データ横断プロファイリング」を組み合わせることで実現している。

 事件現場周辺のカメラ映像から頻繁に現れる人物の移動経路の解析や、特定の場所に留まっている人物の検索が可能なため、事件の早期解決や防止に利用できるとしている。また、マーケティング用途ではで顧客の来店頻度や店舗内での移動順路を把握に火長できるという。販売価格は2980万円(税別)~。

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