MoguraVRのゲームとって出し 第16回
空港運営だけでなく、UFOを迎撃する空中戦も
飛行機を手で掴んで誘導!? VR航空管制官ゲーム「Final Approach」
2016年10月31日 11時53分更新
今回は、空港運営VRシミュレーションゲーム「Final Approach」をレビュー。飛行機をうまく誘導して着陸させ、そして再び空へと送り出す管制官となり、職務をこなすゲームだ。
飛行機の中には、トラブルを抱えて空港に入ってくる機や、空港自体にトラブルが発生することもあるため、それらの対応も行うこととなる。空港全体を運営するのは大変さと面白さを仮想体験できるゲームだ。
ゲームをスタートすると、さっそく空港が目の前に現れる。空中に飛行機が飛んでいるため、それをコントローラで掴んで滑走路まで誘導しよう。うまく誘導できないと墜落してしまうので、慎重に誘導することが重要だ。飛行機にはいくつか種類があり、それぞれ速度や着陸時の挙動が違うので、飛行機ごとに適した誘導を行おう。
プレイヤーは、特定の状況では空港の一部分に視点を移すことができる。そこでは火の付いた飛行機を消化したり、滑走路の障害物を取り除くなどの仕事をこなすことに。
また、ミッションを進めていくと、通常の空港運営ではなく、襲来する無人飛行機やUFOから味方の飛行機や人員を守るというステージも。ここでは通常の空港ではなく、空母が舞台となる。
このステージでは、無人飛行機が自軍の戦闘機やヘリを狙ってくる。またUFOも襲来し、なんと空母の甲板からクルーたちを連れ去ろうとしてくるのだ。それを阻止するために、こちらも戦闘機で応戦、もしくは空母の護衛艦からミサイルや機銃で敵機を撃ち落とすこととなる。UFOを攻撃しながら味方飛行機の補給や修理も行うため、複数のタスクを同時に処理できる能力が求められるのだ。
本作にはやりこみ要素もあり、ゲーム内容も様々なモードが存在するのが特徴。また、VRの空港全体をくジオラマのように見回すのも面白い。遂行すべき作業のシチュエーションが豊富なことに加え、飛行機の種類に応じて着陸のコツも変わってくる点も印象に残る。
ひとつ注意点としては、プレイする部屋の大きさには注意すべきという点だ。HTC Viveのルームスケールの最大である3×4mで遊ぶことを想定しているため、それよりも狭いとステージの端まで手が届かないといったことが発生する。
VRで航空管制官になれるという特徴的な本作、ぜひ遊んでみてはいかがだろうか。
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