DX12モードでは「PresentMon64」を利用して計測した。設定などの諸条件はDX11モードと共通だが、DX12モードだと最低と最高fpsが極端に小さく(大きく)なる傾向が見られたので、平均fpsだけ比較する。
原稿執筆時点でのBF1は、DX12モードでRX 480のパフォーマンスがやや向上するのみで、その他のモデルはDX11との違いは誤差レベルと、明確なメリットはわからない。GTX 10シリーズに関してはパフォーマンスが落ちている。しかしながら、RX 480やRX 470ならフルHDはもとよりWQHDでも十分プレイアブルなフレームレートが出ている。特にGTX 1060に肉薄しているRX 470のコスパは素晴らしい。同じDX12対応のDOOMが後からVulkan対応したように、ゲーム本体やドライバーの改良によってパフォーマンスの傾向が変わってくる可能性もあるので、将来性を考えてRX 400シリーズを選択するのはアリだ。
まとめ:これからの改善にも大いに期待
以上ざっくりとBF1のパフォーマンス検証を行ってみた。GeForce GTX 10シリーズとRX 400シリーズは非常に激しい競り合いを見せているが、その中でも2万円台前~中盤の製品に多いRX 470のコスパは高い。さらに先日、AMDはRX 400シリーズの値下げを発表した。これが国内価格に正しく反映されれば、さらにRX 400シリーズの価格競争力は高まる。これからBF1の世界に飛び込もうと考えているなら、グラフィックボードはまずRX 400シリーズから選んでみてはどうだろうか?