このページの本文へ

IoTソフトウェア基盤事業に参入

IoT機器の現場業務での活用を実現! インフォテリアのモバイルクラウド基盤「Platio」

2016年10月28日 14時32分更新

文● 山口

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 インフォテリアは10月27日、IoT機器の現場業務での活用を実現するモバイルクラウド基盤「Platio(プラティオ)」を発表した。2017年1月下旬から提供開始する。

 Platioは、IoT機器を活用したアプリとサーバー側プログラムの開発、アプリの配布やシステム全体の運用ができるソフトウェア開発基盤だ。利用者は、カスタマイズ可能なテンプレートを利用して簡単にアプリを作成でき、そのデータベースはアプリのデータ構造から自動的にクラウド上に準備され、アプリの配布や更新が可能となる。

プログラミングの知識がなくても簡単にできる

 対応済みのIoT機器には、特別な準備をすることなく即座にPlatioから接続することができ、自動的にIoT機器からのデータ収集が可能だという。

 Platioは、IoT機器による業務の効率化が期待できるヘルスケア、土木建設、農林水産などのフィールド業務のほか、IoT機器を必ずしも必要としないが機敏なモバイルアプリの構築・運用が求められる物流や流通などの現場での活用を想定している。

 対応するモバイル機器は、iOS 9以上のiPhone/iPad。Windows 10やAndroidにも対応予定としている。

 またインフォテリアはCerevoと協業し、企業が自社ニーズに適したIoT機器と対応ソフトウェアの双方をカスタム開発できる「DIY型 IoT」開発環境を提供していくと発表。

 IoT開発モジュール「BlueNinja」とPlatioを連携させることで、IoT機器の個別プロセス向けカスタマイズに生じる、時間やコストなどの問題を解決していくという。

 さらに同社は、IoT機器の展示・試用スペース「IoT Future Lab.」を開設すると発表した。

 数多くのIoT機器を常時設置して稼働確認や接続確認ができるだけでなく、IoT機器メーカーが開発中の機器を持ち込んで、ほかの機器との接続や連携を確認することが可能だという。

 11月1日から、インフォテリア本社が入居するオフィスビルの1F全フロアを使って展開する。

カテゴリートップへ

ピックアップ