公称値オーバーのシーケンシャルアクセス性能を発揮
続いては「ATTO Disk Benchmark」で、最大シーケンシャルリード・ライト実行。リード・ライトともに公称値を超えており、リード約564MB/sec、ライト約545MB/secを記録している。
データサイズの違いによる性能ダウンもなし
引き続き、「CrystalDiskMark 5.1.2」を使ってパフォーマンスをチェックしていこう。データサイズ50MiBから32GiBまで、9つのプリセットで計測。データサイズの違いによるパフォーマンスへの影響を見ていこう。
50MiBから32GiBまで安定したアクセス性能を発揮。シーケンシャルリードが560MB/sec台、同ライトが540MB/sec台の公称値通りになっており、キャッシュあふれによるリード・ライト速度の低下もない。
ランダムは「AS SSD Benchmark」と同じく、「4K」リードが35MB/sec前後と今ひとつの数値だが、ライトは最大137MB/sec、「4K QD32T1」は最大リード・ライト370MB/secで安定。用途を限らずに不安なく使えるパフォーマンスをとなっている。
「HD Tune Pro 5.60」でもド安定の結果に
ベンチマークの最後は「HD Tune Pro 5.60」を実行して、「KC400」の傾向とパフォーマンスを確認。計測は「FileBenchmark」、「Benchmark Read」、「Benchmark Write」、「Random Access Read」、「Random Access Write」を行なっている。
「HD Tune Pro 5.60」での計測結果も、ここまでのベンチマークと同じ傾向で、非常に安定した結果を出している。
「FileBenchmark」のシーケンシャルアクセスは、公称値こそ下回っているが最大リード534MB/sec、最大ライト513MB/secを記録し、グラフもほぼ安定。
また、「Benchmark Read」、「Benchmark Write」も、横一線とはいかないが良好で急激なパフォーマンスダウンなく、最低でもリードは421MB/sec、ライトは408MB/secとなっている。
「KC400」は、圧縮率やデータサイズに関係なく、安定したパフォーマンスを発揮できると見て問題ないだろう。
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