Photokina2016で見る2016年秋冬デジカメ 第3回
ソニー「α99II」とオリンパス「OM-D E-M1Mark II」 注目のフラッグシップをフォトレポ!
2016年09月28日 10時00分更新
フリーズかと思いきや……無音で連写してました
処理能力の向上の恩恵を受けているのが連写機能である。C-AFだとAF/AE追従で最大約18コマ/秒、S-AFなら最大約60コマ/秒の連写が可能だ。
実際に実機で試してみようと、連写モードに設定してシャッタボタンを押したのだが……ウンともスンともいわない。
んー、開発機だからかな、と思ったのだが、実は静音モードで連写していたのだった。それが、フリーズしているんじゃないか、と思うぐらい音がしない。しかしながら、メモリー容量(撮影可能枚数)を示す画面上の数字は静かに、でもすごい勢いで減っていく。これには驚いた。
AFは像面位相差方式とコントラスト方式を使い分ける「DUAL FAST AF」を採用。像面位相差AFの測距点は121点のオールクロスタイプで、画面に対して縦75%、横80%の範囲をカバーする。動体追従のアルゴリズムも進化しており、追従フォーカスも向上した。
この高速な連写と高速なAFを利用して、シャッターを切る(全押しする)前の最大14コマをさかのぼって記録できるプロキャプチャーモードも搭載。RAWやフル画素での記録が可能だ。
ボディーには5軸の手ブレ補正機能を搭載するが、さらに手ブレ補正内蔵レンズを組み合わせることで、最大6.5段分の補正効果を得られる。
さらにボディーには動画撮影用の電子手ブレ補正も内蔵しており、これらを組み合わせることで強力な手ブレ補正が可能になる。
実際、レンズの手ブレ補正をオンにし、動画ボタンを押すして体を上下に揺らしてみたが、その動きはまるでスタビライザーを付けているんじゃないか、と思うぐらいなめらかに上下する映像だった。
OM-Dユーザーならぜひとも実際に触ってみていただきたいが……今のところ発売時期は未定。できれば、一般の人が触れるようなイベントを期待したいところである。
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