全方位スピーカー内蔵の筒状PC「HP Pavillion Wave」
「HP Pavillion Wave」は、三角形に近い筒状のボディーを採用するデスクトップPC。本体上部に上向きにスピーカーを搭載するとともに、パラボラ状の反射板を配置して360度全方位に音が広がるようになっている。これにより、音楽やビデオを部屋のどこにいても快適に楽しめるという。またWindows 10の音声認識機能“Cortana”を快適に利用するため、高性能マイクも搭載している。
本体サイズは173(W)×168.1(D)×261.4(H)mmと、標準的なタワーPCより85%小さくデスクにも場所を取らず設置できるとしている。スペックはCPUが第6世代Core i7、最大16GBのDDR4メモリーで、内蔵ストレージは最大2TBのHDDとオプションで128GBのSSDとの同時搭載に対応。
オプションで“Polaris”アーキテクチャーを採用する「Radeon R9 470」も搭載可能。外部ポートには、USB3.1 Type-CやUSB3.0、HDMI、DisplayPort、ギガビットLANなどを備える。
北米での販売価格は549.99ドルからで9月23日より発売予定。日本での発売も予定しているとのこと。
モジュールを重ねて機能強化できる「HP Elite Slice」
「HP Elite Slice」は、手のひらに乗るコンパクトサイズのデスクトップPC。本体サイズは165.1(W)×165.1(D)×35.1(H)mm、重量は約1.05kgと小型軽量。IntelのNUCシリーズに近い製品と言えるが、「HP Elite Slice」は本体下部に拡張端子が用意され、オプションのモジュールを装着して機能強化できるようになっているのが特徴だ。
オプションで用意されるモジュールには、DVDドライブを内蔵する「光学ドライブモジュール」と、Bang&Olufsen製のスピーカーを搭載し、360度全方位に音が広がる「オーディオモジュール」を用意。オーディオモジュールには5mの距離から利用できるデュアルマイクも搭載している。これらは本体下部に重ねる形で装着して利用することになる。
本体の映像出力端子としてUSB3.1 Type-Cを利用し、USB3.1 Type-Cから電力を入力可能となっている点も特徴のひとつ。USB Type-CおよびPower Delivery対応のHP製ディスプレー「HP EliteDisplay S240uj」を利用すると「HP Elite Slice」をUSB Type-Cケーブル1本で接続するだけで、映像出力と電力の入力双方がまかなえる。
ディスプレーからUSB Type-Cで電力を受ける仕様のデスクトップPCはこれが初としている。別途ACアダプターを利用した電力供給も可能なので、USB Type-C Power Delivery対応のディスプレーを用意しなくても利用可能だ。
CPUには35W版の第6世代Core i7を採用し、ヒートパイプを利用したデュアルファンのクーリングシステムを内蔵。無線LANも標準搭載。北米では9月に発売を予定しており、価格は699ドルから。光学ドライブモジュールは99ドル、オーディオモジュールは109ドル。こちらも日本でも発売を予定しているとのこと。
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