炎の弾や物体の操作、さまざまな魔法を楽しもう!
VRの世界で魔法使いになれる!? 『Waltz of the Wizard』レビュー
2016年09月05日 14時29分更新
今回は、HTC Vive向けにリリースされている作品『Waltz of the Wizard』をレビュー。本作は、プレイヤーが薬品などを調合して新しい魔法を作り出していく作品となっている。ゲームをクリアするための明確な目的はないものの、様々な現象を発生させる魔法を作り出し、実際に使うことで自分が魔法使いになったかのような感触を楽しめることが魅力だ。さっそく紹介しよう。
VRの世界で魔法使いになろう!
ゲームをスタートすると、まずは扉の前に。手をかざすと紋章のような絵柄が浮かび上がるので、そのまま扉を開いてみよう。
扉の中に入ると、魔法使いの館のような場所に移る。そして、魔法のアイテムのようなものがたくさん並んでいるテーブルが目の前に。ここで薬品などを組み合わせ、新しい魔法を生み出していくことが目的だ。
調合は、テーブルの中心の大きな鍋のような入れ物を使って行なう。入れ物の右手に複数の種類の薬品があり、これらを組み合わせることで、様々な魔法を作成することができる。薬品を入れるごとに入れ物の中の液体の色が変わり、特定の色にすることで魔法を生み出すことができる。どんな色にすれば魔法ができるのか? ということを試行錯誤しながら、薬品を混ぜ合わせるのも楽しみのひとつだ。
液体を特定の色にすると、入れ物の液体が光り出し、魔法が生成される。魔法は自動的に使用可能になり、コントローラのトリガーボタンを押すことで魔法の効果を発揮することができる。ここからは、いくつかの魔法を紹介しよう。
多種多様な魔法を紹介!
まずは「ファイアボール」。手から炎の弾を生み出し、投げつけることができる。部屋の中のモノや薬品などに炎の弾をぶつけると爆発を起こしたりと、さまざまなリアクションを楽しむことができる。
次は「コンダクター」。この魔法を使用すると、部屋の中にあるものが一斉に浮上。そして、プレイヤーの手を動かした方向に、物体の全てを移動させることができる。まるで空間を支配しているかのような感覚を味わえるので、筆者的におススメの魔法となっている。
そして「エアー・ドローイング」。これは空中に線を描くことができる魔法だ。模様を描いて魔法を唱える魔法使いのような感覚を味わうことができる。描き終わった線は実体を持ち、掴んで投げたりすることもできる。
そのほかのお楽しみ要素も…?
このゲームでは、魔法を作る以外にも、テーブルの上にあるアイテムを使用することでさまざまな体験をすることができる。例えば、木琴のような楽器を使用し、特定の法則で演奏を行なうと、異次元への扉のようなものが出現し…。自分の手でこういったさまざまな要素を見つけていくことも、面白い作品となっている。
本作は2016年9月5日段階、日本語への対応は行なわれていないが、薬品を混ぜて魔法を作るという直感的に理解できる操作のため、気軽に遊ぶことができる。ぜひVRの世界で魔法使いになる体験をしてみてはいかがだろうか?
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