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おいしい「コトモノ」レッツトライ! 第31回

ネスプレッソの最新モデルはIoT仕様。いったい何が便利か?

コーヒーの香りを目覚ましに 日本初「IoTコーヒーメーカー」使ってみた

2016年07月19日 17時00分更新

文● ナベコ

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「今すぐ抽出」と「タイマー抽出」ができる

 こちらが「マイマシーン」の画面。「抽出開始」のボタンを押すと、なんと即座にコーヒーの抽出ができるようです。つまりBluetoothがつながる範囲であれば、室内の少し離れた場所からProdigioを操作できるということ。

スマホで、コーヒー抽出を操作できます。コーヒーカプセルの種類によって水の量が異なるので、指定するだけ

 ただし、Prodigioではコーヒーを淹れるにあたって、専用のコーヒーカプセルをあらかじめセットしておかなくてはいけません。加えて、水を水タンクに入れておき、カップを台に用意した状態でなくてはいけないわけです。

ネスプレッソは専用のカプセルからコーヒーを抽出する仕組み

あらかじめカプセルをセットしておかなくてはいけません

 なお、Wi-Fiを搭載しているわけではないので、あくまで遠隔操作できる範囲は、Bluetoothが届く室内のみ。はたしてどういうシーンで利用できるでしょうか? ええ。ネットを見るのが忙しくてマシンの場所まで行くのが面倒だったり、自家製のチャーシューづくりが佳境で1秒たりとも余計な時間が割けない、という場面はよくあることでしょう。

 Prodigioには常にコーヒーカプセルと水、カップを用意している状態にしておけば、スマホ操作で簡単にコーヒーが抽出できるわけです。もちろん、淹れたコーヒーは足を運んでマシンまで取りに行くわけで……。うーむ。これ、はたして便利でしょうか。

遠隔で操作できる範囲は室内のみ。便利かな?

 いやいや、スマホ連携の醍醐味はこれから。即時抽出機能以外にも、タイマー設定でコーヒーを抽出する機能もあります。24時間いつでも、自分があらかじめ設定した時間にコーヒーを淹れられます。

タイマーでコーヒーを淹れられる機能も

 ただし、コーヒーカプセルをセットできる数は1個だけ。1回ごとに再度カプセルを手動で入れなくてはいけません。複数セットできるのであれば、毎日の決められた時間に自分の手を煩わせずにコーヒーを淹れる、というのもできそうですが……。

 とはいえ、1個ずつと制限があってもタイマーでコーヒーが淹れられる機能はちょっと便利そう。「1時間後にコーヒーブレイクするから、それまで仕事に専念する」という区切りにもできるし、朝目覚める時間に合わせてコーヒーをセットしておくのもよいかもしれませんね。コーヒーの香りで気持ちよく起きられそうです。

タイマーで目覚めと同時にコーヒーが入ったら気持ちよさそう

コーヒーカプセルの在庫管理機能が便利

 メイン機能のひとつに、コーヒーカプセルの在庫管理機能があります。

 スマホから抽出しても手動で淹れようと、Prodigioは使用したコーヒーカプセルの数を記録。はじめに設定した在庫数と差引いて、コーヒーカプセルの残数がスマホアプリからわかるようになっています。

コーヒーを淹れるマシンが自動で記録

使用したコーヒーカプセルの数から現在の在庫数を示します

 ネスプレッソは他のコーヒーメーカーとは異なり専用のカプセルを使用するため、一部のショップかECで買わないと在庫の補充ができません。うっかり切らしてしまわないように残数がわかるのは、日常的にコーヒーを飲む人ほど便利ではないかと。

アプリで在庫管理が便利。ECもアプリから直結しています

 特にオフィスで導入している場合は、大量にコーヒーカプセルを購入しているため、在庫を把握するのが大変になってきますよね。在庫がアプリで管理できて、ECのショップにもアプリからスムーズにアクセスできるのは勝手がよいですよね。

 ですが……。在庫管理機能は確かに便利ではありますが、コーヒーカプセルの数があまり多くない場合、自分で残数を数えるのは簡単。個人で利用するにはそこまで必須ではないようにも思えます。

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