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T教授の「戦略的衝動買い」 第388回

“パーソナルクラウド”に惹かれて最新NAS「WD Cloud」を衝動買い!

2016年07月20日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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スマホで外出先からのアクセスも可能

パソコンなどで遠隔からパーソナルクラウドにアクセスするにはウェブ上の専用サイトから右上のログインを選ぶだけ

パソコンなどで遠隔からパーソナルクラウドにアクセスするにはウェブ上の専用サイトから右上のログインを選ぶだけ

最初に設定したアカウントとパスワードを入力すればパーソナルクラウドにリーチできる

最初に設定したアカウントとパスワードを入力すればパーソナルクラウドにリーチできる

 出先や旅行先などの遠隔地からパソコンを使って自宅のNAS(WD Cloud)にアクセスするには、ウェスタンデジタルが提供している専用のウェブサイト(www.wdcloud.jp)経由で可能だ。

スマホの自動バックアップ機能で集められた写真を、遠隔のPCから閲覧

スマホの自動バックアップ機能で集められた写真を、遠隔のPCから閲覧

 PCのブラウザに表示されたトップページ右上の「サインイン」を選択し、自分のアカウント(メールアドレス)とパスワードを入力してサインインすれば、程なく自分に許可された範囲でWD Cloud内のデータを自由に操作することができる。

スマホは専用アプリである「WD Cloud」をインストールして利用する

スマホは専用アプリである「WD Cloud」をインストールして利用する

スマホアプリのデバイス管理画面ではメインのWDCloud以外にも商用クラウドサービスを追加できる

スマホアプリのデバイス管理画面ではメインのWDCloud以外にも商用クラウドサービスを追加できる

Wi-Fi可能エリアにいる時は、スマホの写真バックアップ機能で、撮影した写真はWD Cloudに自動的にアップロードされる

Wi-Fi可能エリアにいる時は、スマホの写真バックアップ機能で、撮影した写真はWD Cloudに自動的にアップロードされる

 スマホでのアクセスは、専用アプリである「WD Cloud」をGoogle Playからダウンロードして使用する。

 スマホ上のWD Cloudアプリでは、NASであるWD Cloudと、クラウドサービスであるGoogle DriveやOneDrive、Dropboxなどを同列に管理して、クラウドサービス間でファイルのコピーや移動などを行なうこともできる。

自分のフォルダー内にあるすべての写真をどこからでも、いつでも見ることができる

自分のフォルダー内にあるすべての写真をどこからでも、いつでも見ることができる

家族共有の動画も同じく、いつでもどこからでも見ることが可能だ

家族共有の動画も同じく、いつでもどこからでも見ることが可能だ

残念ながら筆者が年間有料サービスを契約しているDropboxだけが、今のところWD Cloudアプリと連携しない

残念ながら筆者が年間有料サービスを契約しているDropboxだけが、今のところWD Cloudアプリと連携しない

こういう面白いメッセージが表示されてDropboxとは上手く行かない

こういう面白いメッセージが表示されてDropboxとは上手く行かない

有線LAN接続されている筆者のデスクトップPCからはネットワークとしてWD Cloudの全部のフォルダーが見える

有線LAN接続されている筆者のデスクトップPCからはネットワークとしてWD Cloudの全部のフォルダーが見える

 残念ながら、今のところ、筆者に一番必要なDropboxだけがクラウドサービスとしてWD Cloudアプリに追加出来ない状態だ。すでにウェスタンデジタルでも周知のバグということで対応をとっている最中だそうだ。

 WD Cloudを有線LANでつながっている自宅のデスクトップPCからファイル操作を行なうには、ネットワークの中の「WDCLOUD」をクリックすれば、すべてのフォルダーが見えて、極めて能率的にドラッグ・アンド・ドロップ操作が可能だ。

4種類のPC用アプリがダウンロード提供されている。特に「WD Sync」は筆者にとって極めて有用なアプリだ

4種類のPC用アプリがダウンロード提供されている。特に「WD Sync」は筆者にとって極めて有用なアプリだ

 またWDのウェブページには「WD Cloud」「WD Sync」「WD SmartWare」「WD Access」といったパソコン上で有用なアプリをダウンロード可能だ。

 筆者が使用しているのは、パソコンとWD Cloudの間でファイルの同期ができる「WD Sync」だ。現在進行形の原稿や、デジカメの写真、ワードやパワポの仕掛中のデータなどを、いつでもどこでも取り出して、閲覧や作業の続行ができるので極めて快適だ。

電話サポートもバッチリ! いい買い物ができた

遠隔からのアクセスでは、回線のスピードネックでウルトラパフォーマンスは期待できないが、頭とNASは使いよう……筆者は既存の商用クラウドサービスと住み分けて便利に使えそうな予感がする

遠隔からのアクセスでは、回線のスピードネックでウルトラパフォーマンスは期待できないが、頭とNASは使いよう……筆者は既存の商用クラウドサービスと住み分けて便利に使えそうな予感がする

 WD Cloudは3TBで実売は2万5000円前後。一方、今やクラウドサービスの老舗となったDropboxは1TBが年間で1万2000円ほどだ。

 単純計算すれば、WD Cloudを購入して2年使えば元は取れる計算になるが、実際に自宅に設置したパーソナルクラウドは、ネットワークの回線は家庭用で、かなり細くてスピードが思ってるほど速くないのが現実だ。

 大容量の回線を使って大きなスケールでサービスをしているDropboxなどの商用サービスと直接比較するには無理があるだろう。感覚的には、Dropboxを日常アクセスするクラウドとして、そのバックアップをWD Cloudに設定するというのが、速度的にも容量的にも無理がないオペレーションなのかもしれない。

 いずれにせよ、久方ぶりにNASを購入してその進化に驚いた。また、Dropboxとの連携におけるトラブルでも、ウェスタンデジタルのサポート体制は、電話も比較的容易に繋がりやすく、スタッフのアドバイスもなかなか的確だった。WD Cloudを選択したのは正解だったようだ。

T教授

今回の衝動買い

アイテム:WD Cloud 3TB

価格:ヨドバシ・ドット・コムにて2万4620円で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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