7月11日、ColtテクノロジーサービスはIoT向け通信サービス「SORACOM」を提供するソラコムとの提携を発表。広域Ethernet接続サービス「etherXEN」をSORACOM Direct向けのサービスとして提供する。
Coltテクノロジーサービスはおもに金融業界向けに超低遅延、高信頼性ネットワークを提供する通信事業者で、ヨーロッパ、アジア、北米でサービスを展開している。バースト対応のetherXENはエンドツーエンドでの冗長設計により、障害発生時には50msec内での自動切替が行なわれ、ユーザーのサービスへの影響を最小化する。また、回線帯域を保証し、99.99%の可用性SLAを提供する。
ネットワーク分野でソラコム初となる今回の提携により、SORAOCMとユーザーのデータセンター、プライベートクラウド、パブリッククラウドをインターネットを介さないetherXENの閉域網で接続可能になる。認証情報の付与や暗号化、課金処理などIoTビジネスに付随するセキュリティ要件の高いデータの伝送が可能になるほか、低遅延、帯域保証、バースト対応のetherXENでIoTビジネスが生成する大量データの集中的な送信や連続的なセッション確立にも対応するという。
提供品目は、帯域保証型の場合50/100/200/300/400/500/1000Mbpsから選択可能。バースト型の場合は1Gbps、3Gbps、5Gbpsの帯域を保証し、最大10Gbpsまでのバーストが可能です。サービスには、アベイラベイリティ保証、故障復旧保証、帯域保証、納期遅延保証が適用される。
回線終端装置設置済みの場合、最短10営業日以内に開通が可能。すべてのユーザーに1Gbpsのアクセスリンク容量を提供しているため、物理工事なしに帯域が柔軟に変更できるという。初期導入時は最小帯域で利用開始し、需要の変化に応じて10営業日以内で1Gbpsに変更可能。なお、etherXENの価格は提供品目、提供エリアなどによって異なる。