ブラザー販売は7月5日、インクジェットプリンター「PRIVIO」シリーズの新製品「DCP-J983N」を発表した。8月上旬より販売を開始する。
製品発表会にはブラザー販売 マーケティング推進部長の伊藤英雄氏が登壇。DCP-J983Nについて、“たくさん印刷する人”へ向けた製品であり、「印刷1枚あたりのランニングコストと本体のコンパクトさとデザイン性、保証サービス。この3つを重視したプリンターだ」と説明した。これは、在宅勤務者や、英会話教室などのホームオフィスでの利用など、月に50枚以上印刷するユーザーがプリンターを選ぶ際に重視するポイントであるという。
2015年モデル「DCP-J963N」と比べ、インク容量はブラックがおよそ6倍、カラーがおよそ2.5倍となる大容量インクカートリッジを搭載するのが特徴。これにより、1枚あたりの印刷コストをおよそ半分に抑えられるという。
本体サイズは幅420×奥行き341×高さ172mm。インクの大容量化など2015年モデルから機能強化を図りながらも、サイズは幅20mmの増加に留めた。
また、最長3年の保証サービスが付属する。1年間のメーカー保証期間終了後から数えて、2年間以内なら無償修理サービスを1度利用できる。さらに、DCP-J983Nユーザー限定のスマートフォンアプリ「Brother Online ハイプリ」を11月から提供する。インクカートリッジ残量をスマートフォンから確認できるほか、印刷レポートなどのコンテンツも追加予定とのこと。「たくさん印刷する人に、いかに長く、いかに安心して使ってもらえるかを考えた」(伊藤氏)
価格はオープンプライス。実売価格は3万7670円となる見込み。