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Core i7-6700&GTX 1080を搭載した「GALLERIA XG」で重量級ゲームも快適プレー

2016年06月30日 17時00分更新

文● 加藤勝明、編集●オオタ/ASCII.jp

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程よい塩梅のパーツ構成

 GALLERIA XGのスペックを語るにあたって、CPUとGPUのパワーバランスの良さを避けて通ることはできない。PCゲームの快適さを支配するのはGPUの描画性能なので、CPUはインテル Core i5 プロセッサーくらいでいいや……と考えている人もいるかもしれない。確かにハードへの負荷が軽いゲームならそれで大正解だが、昨今のビッグタイトルはマルチスレッド処理志向に発展しているため、ハイパー・スレッディング対応のインテル Core i7 プロセッサーが断然有利なのだ。

「CPU-Z(左)」および「GPU-Z(右)」でGALLERIA XGに搭載されたCPUとGPUをチェック。どちらもパワーは文句無しだ

 そこで「Tom Clancy's The Divison」および「Rise of the Tomb Raider」をプレー中のCPU占有率をチェックしてみた。もちろん場面によってはこれより低くなることもあるが、風の影響で煙や草が動くといった状況をリアルに表現するためにCPUパワーが多く使われているようだ。

 欲をいえば物理6コアや8コア版のインテル Core i7 プロセッサーが使いたいところだが、そうなると値段が一気に30万円近くまでハネ上がる。GALLERIA XGのインテル Core i7-6700 プロセッサーという選択は、お買い得感がある中でもっともパフォーマンスが期待できる選択といえるだろう。

「Tom Clancy's The Divison」におけるCPU負荷。雪や煙のあるシーンでは論理8コアのCore i7でもCPU占有率は6~7割。さらにネットワーク関連の処理が追加されると、10割に達することもある

サラサラした髪の毛の表現に命をかけている「Rise of the Tomb Raider」では、ちょっとオブジェの多いシーンに入るとCPUは9割近く占有される。つまりインテル Core i5 プロセッサーだとCPUがボトルネックになり、GPUの足を引っ張りかねないのだ

 弱点があるとすれば搭載メモリーが8GBという点だが、先に挙げた2つのゲームにおけるメモリー消費量はおおよそ6GB以下。ブラウザーやボイスチャット等を複数起動したままゲームをするなら微妙なところだが、ゲームに集約するならまったく問題はない。足りないと思えば注文時にメモリーを増量してしまえばよいし、サイドパネルを開ければ後からでも簡単にDDR4メモリーを追加できる。

 さらにストレージはOS起動用に480GBのSSD、データ用に2TBのHDDという鉄板な構成。電源ユニットも700Wと(GTX 1080のスペックからすると)かなり余裕のある構成になっているため、弱点らしい弱点のないハードといえるだろう。

 では、肝心のゲームの性能はどうなのか? 次のページから各種ベンチマークで比較してみたい。

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