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開発中の次期モデルも多数出展

もう“ズルしない”、40年目の変革めざすアイオーデータ

2016年06月25日 11時00分更新

文● 鈴木誠史/ASCII

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 創業40周年の節目をむかえたアイ・オー・データ機器。

 6月23日から2日間、関係者を対象にビジネスソリューションを提案・出展する「I-Oソリューションフェア2016 SUMMER」を都内で開催した。

 まずは「2016年度 当社の事業方針について」と題して行なわれたセミナーの模様を紹介する。同社40年の歩みや業績の推移、そして同社が“今後どうあるべきか”などの説明があった。

アイ・オー・データ機器 常務取締役 事業戦略本部長 濱田尚則氏が登壇

アイ・オー・データ機器は1976年創業。PC周辺機器事業からはじまり、ディスプレー、デジタル家電と領域を拡大してきた

 濱田氏は「ショッキングな図表なのですが」と前置きしながら、創業から現在にいたる業績推移を公開。“モノを作れば売れる時代だった”と語る90年代~00年代前半に急成長するも、03年から13年までの10年間で売り上げはおよそ半分に。「この10年、我々はなにをやってきたのか、という反省を込め、変革すべく今後のあり方を考えた」(濱田氏)

「エンドユーザーに対して“ズルしない”会社」であることを目指す。他社製品との差を提供するのではなく、ユーザーにとって本当に価値のあるものを提供していきたいと語る

「世の中をより良くすること」と「利益を得ること」を循環させ、継続させることを目指すとし、説明をしめくくった

 モノを作るだけでなくサービスを組み合わせ、新しい価値を生み出し届けたいと語る濱田氏。その代表例が「デジタルサイネージ」だ。同社のディスプレーおよびスタンドとともに、同社で取り扱うインテルのスティック型PC「Compute Stick」と、同社開発の無料アプリ「時間割看板」をセットとし、ユーザーが簡単な操作や設定をするだけでサイネージを活用できるソリューションとして提案している。

4つをセットとすることで、簡単にサイネージ環境を構築できるようにする

PCの自動オンオフから、サイネージアプリを活用した自動再生まで、全自動での運用も可能だという

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