創業40周年の節目をむかえたアイ・オー・データ機器。
6月23日から2日間、関係者を対象にビジネスソリューションを提案・出展する「I-Oソリューションフェア2016 SUMMER」を都内で開催した。
まずは「2016年度 当社の事業方針について」と題して行なわれたセミナーの模様を紹介する。同社40年の歩みや業績の推移、そして同社が“今後どうあるべきか”などの説明があった。
濱田氏は「ショッキングな図表なのですが」と前置きしながら、創業から現在にいたる業績推移を公開。“モノを作れば売れる時代だった”と語る90年代~00年代前半に急成長するも、03年から13年までの10年間で売り上げはおよそ半分に。「この10年、我々はなにをやってきたのか、という反省を込め、変革すべく今後のあり方を考えた」(濱田氏)
モノを作るだけでなくサービスを組み合わせ、新しい価値を生み出し届けたいと語る濱田氏。その代表例が「デジタルサイネージ」だ。同社のディスプレーおよびスタンドとともに、同社で取り扱うインテルのスティック型PC「Compute Stick」と、同社開発の無料アプリ「時間割看板」をセットとし、ユーザーが簡単な操作や設定をするだけでサイネージを活用できるソリューションとして提案している。