コスパに優れたミドルクラスのSIMフリースマホが各社から相次いで登場しているが、今度はZTE。税抜2万1800円でメタル筐体に加えて、指紋センサーまで搭載するという「BLADE V7 Lite」をチェックする。
メタル筐体に指紋センサーで税抜2万1800円!
割安のミドルクラス機「BLADE V7 Lite」
まず、BLADE V7 Liteの外観は、最近の流行とも言える曲面を強調したアルミ合金の金属ボディーで、厚さは7.9mm。持ちやすく、かつ高級感さえ感じさせる。
指紋センサーも画面オフ状態からのアンロックはもちろん、5本の指それぞれにアプリを割り当てて、アンロック時に起動したり、タップで写真撮影するなどの機能も持つ。指紋センサーで端末を操作したり、画面に文字を描くことでアプリを起動できるなどの機能は、ライバルとなるファーウェイ製スマホと近いものがある。
その他のスペックを見ていくと、CPUがやや弱めで、クアッドコアのMediaTek「MT6735P」(1GHz)。タッチ&トライで簡単に触っただけでは特に不満は感じなかったが、ヘビーな用途では上位クラスとの差を実感する場面もあるかも。さらに2GBメモリー、16GBストレージ、8メガカメラ(イン8メガ)、2500mAhバッテリーなどを搭載。OSがAndroid 6.0なのはうれしい点だ。
スペックは見劣りするもほぼ素のAndroidなので
割り切った使い方ができる人にオススメ「BLADE E01」
もう1台の「BLADE E01」は税抜で1万4800円と、こちらは完全にエントリークラスのモデルとなる。ディスプレーはV7 Liteと同じ5型HD液晶でCPUも同じ。ただしそのほかは、1GBメモリー、8GBストレージ、8メガカメラ(イン5メガ)、2200mAhバッテリー、Android 5.1とやや見劣りする。
端末自体も実際に手に取るとプラスチック感が強いうえに、約155gとサイズの割にはずっしりと重く、正直なところV7 Liteとの差は感じざるをえない。とはいえ、UIはほぼ素のAndroid 5.1で、シンプルに使うことができるので、通話やSNS主体の用途ならば、大きな不満は無さそうだ。割り切った使い方ができるユーザー向けと言える。
BLADE V7 Lite | BLADE E01 | |
---|---|---|
メーカー | ZTE | |
ディスプレー | 5型液晶 | 5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット | 720×1280ドット |
サイズ | 約70.2×143.8×7.9mm | 約71×142.5×7.8mm |
重量 | 約135g | 約155g |
CPU | MediaTek MT6735P 1GHz(クアッドコア) |
MediaTek MT6735P 1GHz(クアッドコア) |
メモリー | 2GB | 1GB |
ストレージ | 16GB | 8GB |
外部ストレージ | microSDHC(最大32GB) | |
対応ネットワーク | LTE:1/3/5/8/19 W-CDMA:1/6/8/19 4バンドGSM |
LTE:1/3/8/19 W-CDMA:1/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11n (2.4GHz対応) |
IEEE802.11n (2.4GHz対応) |
OS | Android 6.0 | Android 5.1 |
カメラ画素数 | リア:8メガ /イン:8メガ |
リア:8メガ /イン:5メガ |
バッテリー容量 | 2500mAh | 2200mAh |
SIM形状 | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 |
カラバリ | シルバー、グレー | ホワイト、ブラック |
価格(税抜) | 2万1800円 | 1万4800円 |