COMPUTEX TAIPEI 2016のADATAブースには、数多くの新SSDが展示されていた。7月発売予定のコンシューマー向け新製品をチェックしていこう。
2.5インチSSDの最上位モデル
「XPG SX950」
同社の2.5インチSSDの最上位モデルとなる「XPG SX950」。3D MLC NANDフラッシュとSeagate製コントローラーを採用する。書き込み回数を最適化してフラッシュメモリーの寿命を伸ばす「DuraWrite IIテクノロジー」をサポートすることから、SandForceコントローラーを改良したものと思われる。
MLC採用の
「Ultimate SU900」
3D MLC NANDフラッシュとSilicon Motion製コントローラーを採用する、ハイクラスのUltimateシリーズに属する製品。シーケンシャルライトが、最上位のSX950より若干遅い。
TLC採用の
「Ultimate SU800」
SU900のNANDフラッシュをMLCからTLCに変更することで価格を下げた製品。最大転送速度はSU900と変わらない。
DRAM非搭載の
「Ultimate S700」
3D TLC NANDフラッシュとMaxiotek製コントローラーを採用する廉価モデル。最大の特徴はDRAMキャッシュを搭載していないこと。そのぶん価格を抑え、容量1TBで200ドル前後になるという。
NVMe対応のM.2 SSD
「XPG SX8000NP」
PCI Express Gen 3x4(32Gb/s)に対応する、M.2 2280接続のSSD。3D MLC NANDフラッシュとSilicon Motion製コントローラーを採用。NVMe 1.2をサポートする。
3D NANDではない廉価版の
「XPG SX7000NP」
PCI Express Gen 2x4(20Gb/s)に対応する、M.2 2280接続のSSD。SX8000NPの下位モデルで、平面MLC NANDフラッシュとRealtek製コントローラーを採用する。
一風変わった展示も
ブース内で、見慣れないPCケースを発見した。フロントに2.5インチドライブのドッグを備えており、わざわざPCケースを開けなくてもドライブの交換ができるようになっている。
フロントの目立つ位置にSSDを接続できるうえに、正面以外が覆われているので、手や足などがぶつかり、SSDが吹っ飛んでしまう心配もない。
数年前に、HDDやSSDドッグを備えるPCケースが流行したが、最近はめっきり見なくなったのでやや懐かしい感じもする。こうした製品に出会えるのもCOMPUTEXの魅力のひとつだ。
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