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実績と未来を見せた「AWS Summit 2016」 第3回

ゲオホールディングス、freeeも登壇した「AWS Summit Tokyo 2016」基調講演

「2週間でできた」日本電産のIoT基盤など、AWS事例多数紹介

2016年06月03日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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freee:スタートアップでも金融機関と同等のセキュリティを実現

freee 代表取締役の佐々木大輔氏

 freee(フリー)は、個人事業主や中小企業向けのバックオフィス業務をサポートする企業だ。クラウド会計ソフトを中心に、給与計算、会社設立などのSaaS、および各種サポートサービスを提供している。

 2012年7月に創業したfreeeは、クラウド会計ソフトを3名、9カ月間で開発した。その際、さまざまな人に意見を求めた結果、「セキュリティ」「サービス受容」という2つの課題が持ち上がったと佐々木氏は語る。

 「自社の財務状況をクラウドサービスに預けるのは、セキュリティ面で不安だという意見。それから“斬新なサービス”なのでちょっと理解できないという意見があった」(佐々木氏)

 前者に対しては「何とかその不安を克服すること」、後者に対しては「サービスがウケるかどうかもわからないので、何とかすばやく提供開始して、フィードバックを受け改善していくこと」だと考えたという。

 その両者に対するいいソリューションがAWSだった、と佐々木氏は語る。セキュリティ面では、AWSがFISC(金融情報システムセンター)の安全基準を満たしていたこと、VPCが提供されていたこと、PCI DSSに準拠した構成を実装すること、などを考えた。PCI DSS準拠のシステム構成はcloudpackがサポートした。

 「freeeのようなスタートアップであっても、金融機関に匹敵するようなセキュリティが実現できる。そこにAWSの大きな魅力を感じた。最近はFintechブームだと言われるが、その盛り上がりの背景のひとつにはAWSの存在があると思っている」(佐々木氏)

現在のfreeeのサービス基盤。積極的な新サービス展開を図っている

 freeeでは金融機関との連携サービス中堅企業向けERPなど、新しいサービスを次々に展開している。「今後も、数百人規模の会社のバックオフィスすべてを効率化するようなサービスを展開していきたい」と、佐々木氏は抱負を述べた。

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