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業界人の《ことば》から 第196回

4Kを押し出しつつ新領域にも進出しようとするNTTぷらら

4K映像を量産するためにテレビ局との協業が増えるだろう

2016年05月17日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII.jp

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映画祭とも共同制作していく

 こうした放送局との協業によって、4Kコンテンツを拡大する取り組みは、今後増えていくことになりそうだ。

 さらに4Kコンテンツの拡充の取り組みとして、5月からは女性タレントやインスタグラマー、女子大生による4時間のワイド番組「モデルプレスTV by 4K」を、毎日放送する。

最新トピックスを紹介するプログラムが予定されている

 また、アジア最大級の国際短編映画祭である「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」と連携して、同映画祭のジャパン部門ノミネート監督のなかで、最も4K映像の魅力を伝えることができた監督に贈られる「ひかりTVアワード」を創設。受賞監督と共同で、4K作品をオリジナルで制作するといった取り組みも開始する。

 ショートショートフィルムフェスティバル&アジアは、毎年5000以上のショートフィルムが世界100ヵ国以上から集まる米アカデミー賞公認国際映画祭。ショートショートフィルムフェスティバル&アジアの代表を務めている俳優の別所哲也氏は、「NTTぷららとの連携によって、4Kを使った撮影技術、編集技術といった新たな技術が、クリエイティブな活動にどう影響するのかを模索することができる」とコメント。「日本の監督たちに、新たなサクセスストーリーを提供できるものと期待している」と述べた。

発表会にて、左が板東浩二社長、右が別所哲也氏

 そのほか、吉本興業との連携により、「島ぜんぶでおーきな祭 第8回沖縄国際映画祭」で「ひかりTV応援賞」を創設。受賞者とともに、地域活性化をテーマにした4K映像によるオリジナルショートムービーを共同で制作するという。

 こうしたイベントを通じて、質の高い4Kコンテンツを制作することにも取り組んでいくというわけだ。

 さらに、ホリプロとの連携により、今年3月には、新作映画の「リップヴァンウィンクルの花嫁」を劇場公開と同時に4K先行独占提供。舞台作品「ライ王のテラス」を、HDR対応4Kコンテンツとして配信するといった取り組みも行なう。

 さらにハードウェアの観点からも、4Kへの仕掛けを加速する。

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