このページの本文へ

iOSデバイスに続いてMacの業務利用を支援「IBM Managed Mobility Services for Mac」

IBM、5万台のMac自社導入/運用経験に基づく企業支援サービス

2016年05月17日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本IBMは5月16日、「IBM Managed Mobility Services for Mac(MMS for Mac)」の国内提供開始を発表した。IBM自身の約5万台に及ぶ大規模なMac導入/運用経験に基づき、顧客企業のMac導入/管理/運用をサポートする。

「IBM Managed Mobility Services for Mac」のWebサイト

 MMS for Macは、IBMとアップルの提携に基づくサービス。BYODやCYOD(従業員によるデバイス選択)も含め、顧客企業内でのMacの業務展開、管理や監視をサポートする。

 同サービスを提供するのは日本IBMのグローバルテクノロジーサービス(GTS)事業部門。GTS事業部門ではすでに昨年4月からiPad/iPhoneの企業向けテクニカルサポートサービスを提供しており、今回はその対象をMacにも広げた形となる。

 IBMでは昨年からグローバルで、Macの業務利用を求める自社従業員向けにMacを展開する「Mac@IBM」プログラムを展開してきた。この1年間でおよそ5万台を展開してきたという。今回のMMS for Macは、その自社導入事例で培ったノウハウや技術と、日本語対応などをふまえて日本国内で展開するもの。

 サービスにはJAMFソフトウェアのMac管理ソフトウェア「Casper SuiteMac」を利用し、デバイスの管理だけでなくOver-the-airプロビジョニング、アプリケーションとセキュリティー・ポリシー設定情報の配布とサポート情報への統合アクセス窓口となるセルフサービス・ポータルを提供する。これにより、管理者がキッティング作業に手をわずらわせることなく、ユーザー自身で業務用Macの確実なセットアップが可能となっている。

MMS for Macでは、従業員自身で業務用Macのセルフサービスセットアップが可能な仕組みを提供する(IBM紹介ビデオより)

 また、これらのデバイス管理環境の初期セットアップ、管理環境の運用や修正プログラム配布、管理ポリシー更新などの作業はIBMが実施する。

カテゴリートップへ

アクセスランキング

  1. 1位

    デジタル

    実は“無謀な挑戦”だったルーター開発 ヤマハネットワーク製品の30年と2025年新製品を振り返る

  2. 2位

    ITトピック

    「全国的に大変な状況になっています」 盛岡のSIerが見た自治体システム標準化のリアル

  3. 3位

    ゲーム

    信長を研究する東大教授、『信長の野望』を30年ぶりにプレイ 「若い頃だったら確実にハマってた」

  4. 4位

    ゲーム

    92歳 vs 95歳が『鉄拳8』でガチ対決!? “ご長寿eスポーツ大会”が海外でも話題に

  5. 5位

    sponsored

    SIer/ネットワーク技術者こそ知ってほしい! 「AV over IP」がもたらすビジネスチャンス

  6. 6位

    デジタル

    ヤマハ、2026年夏にWi-Fi 7対応アクセスポイント投入 スケルトンモデルも追加で「見せたくなる」デザインに

  7. 7位

    TECH

    NTTが日比谷を「光の街」に。次世代通信技術を都市にインストール

  8. 8位

    ITトピック

    セキュリティ人材の課題は人手不足ではなく「スキル不足」/生成AIのRAG導入が進まない背景/日本で強いインフレ悲観、ほか

  9. 9位

    ビジネス・開発

    10年先にいる「将棋界」から学ぶ 強豪将棋AI・水匠チームが語る“人を超えたAI”との向き合い方

  10. 10位

    TECH

    2026年度始動の「サプライチェーンセキュリティ評価制度」 企業セキュリティが“客観評価”される時代に

集計期間:
2025年12月21日~2025年12月27日
  • 角川アスキー総合研究所