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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第160回

Xperia、Galaxy、Qua phone、キャリア独自端末のバッテリーは?

2016年05月19日 10時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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小技、独自機能では目新しさはあまりない

 最後にその他の小技、便利機能を取り上げるが、おなじみのブランドだけに目に見えて新しい機能、独自の機能というものはとくにない。

 Xperia Z5 Premiumはオーディオの設定に圧縮音源でもハイレゾ並の音質を楽しめるDSEE HX、対応ヘッドホンを使えばノイズキャンセリングも使用可能、電源の設定にSTAMINAモードや、災害時向けのより長持ちする緊急省電力モード、セキュリティには指紋センサー。各テストではドコモのホームUI「docomo LIVE UX」を使用したが、「Xperiaホーム」「シンプルホーム」に変更することもできる。

サウンド系の機能が充実。STAMINAモードもXperiaではおなじみ

 Galaxy A8は画面が大きく両手操作が基本。ただし片手操作用のUIも用意されており、ホームボタンを3回クリックすると画面が切り替わる。モーションやジェスチャー操作も多く用意され、スマートネットワーク設定、指紋認証に音楽関連ではサウンドエフェクトが充実しているなど、Xperia以上の機能や設定が多く用意されている。スマホを徹底的に使いこなしたい、という人には操作のしがいがある。

大型スマホだけに片手操作モードは便利。モーション系機能はいろいろ搭載されている

 Qua phoneはauオリジナルブランドということもあって設定やアプリに独自のものがあると想像したが、実は京セラ製スマホとほとんど変わらない。エコモードや通知パネル、また設定自体も独自のものはあまり見られない。ホームUIはアプリメニューを廃し、ホーム画面のみでアプリを選択するタイプで、初心者やあまりカスタマイズをしないユーザー向けと感じる。

エコモードや各種アプリは他の京セラ製スマホと共通


Galaxy A8が2勝で総合優勝!
高価な2機種のほうがコスパ良し?

 最後のスタミナテストで強いところを見せたGalaxy A8が、全4回の記事中2回勝利。今回はGalaxy A8が総合優勝と言って良いだろう。片手操作用のUIがあるとはいえ、やはり両手操作がベストで、片手操作中心のテストでは苦戦することもあったが、それを理解したうえで購入すれば、さほどストレスにはならないはず。

 Xperia Z5 Premiumはスペック、ベンチマークでトップ。ただ各テストで他機種を圧倒するまでには至らず、そうなるとここまで高価な端末が必要かという部分もある。ただしここまでハイスペックなスマホなら長く使い続けられる、パフォーマンスが落ちにくいという期待も持てる。

 Qua phoneは価格の安さを考えれば抑えめのスペックも仕方ないところ。各テストでもなかなか勝てず、総合的には1、2位から差をつけられた3位といったところ。現在はこの操作性でも使えるだろうが、果たして長い期間本機種を使い続けられるか? という不安もある。

 高価な2機種、Xperia Z5 Premium、Galaxy A8は長く使い続けることができそうなので、実機で片手操作を確認したうえで購入を検討したい。


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