各社のフルサイズ一眼デジカメラインナップを全部まとめて紹介!
世界に名だたるカメラメーカーといえば「キヤノン」と「ニコン」。ともに銀塩時代からプロ用の一眼レフを生み出し、今もプロ向けを筆頭に多くのフルサイズデジカメをラインナップしている。
かつてのミノルタの意思を受け継ぐソニーの「α」シリーズも多くのフルサイズ機があり、リコーもペンタックスブランドでフルサイズデジカメを出している。
1機種しか出していないリコーは別として、キヤノンとニコンはフラッグシップモデルを筆頭に段階的にラインナップを揃えている。初心者向けのモデルこそないが、低価格機を用意して本格的な人からフルサイズエントリー向けにと幅広く揃えている。
ソニーのαシリーズは、透過型ミラー採用の「トランスルーセントテクノロジー」のプロ向けの一眼レフスタイルをはじめとして、ミラーレス機の「α7」シリーズが多くリリースされている。全部で6機種があり、やはり幅広い価格帯で展開している。
また135フィルムがかつてライカ判と呼ばれたように35mm判といえばやはりライカ。ライカからも一眼レフスタイルとレンジファインダーモデルのフルサイズ判デジカメが発売されている。
キヤノンは20~70万円台の5機種をラインナップ
キヤノンは、フラッグシップモデルの「EOS-1D X MarkII」、プロのサブ機にも使えるミドルレンジモデルに「EOS 5D MarkIII」、その派生モデルに画素数を上げた「EOS 5Ds/5DsR」がある。そして、ミドルレンジにもう一台、比較的低価格な「EOS 6D」が用意されている。
ラインナップ上は「1D X」がプロ用、そのほかはプロ/ハイアマチュア向けだが、「5D」系はプロのユーザーもかなり多いだろう。特に5000万画素を超える「5Ds/5DsR」は一眼レフタイプのデジカメの性能を超える精細さで記録できるためそれこそプロ御用達だ。
10~70万円台の6ラインナップを揃えるニコン
ニコンもキヤノンと似た感じのラインナップだが、ややユニークな製品も用意されている。
フラッグシップモデルの「D5」をはじめとしてミドルレンジに「D810」及び天体撮影用の「D810A」、比較的低価格なモデルに「D750」と「D610」がラインナップされている。
またクラシカルな雰囲気の「Df」があり、ニコン好きな人向けの趣味性満載のフルサイズ機も用意されている。
天体撮影用の「D810A」は基本的には「D810」と同じで撮像素子前の赤外線フィルターの透過率の違いで天体が写りやすくなっている専用機といえる。
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