「GALLERIA QHF960HE」の操作感について前回紹介したが、今回はディスプレーの見栄えやHDD周りについて解説する。また、ゲーミングPCとして、実際のゲームを稼働させた場合、どのくらいのパフォーマンスを発揮するのかを測るべく、ゲームの定番ベンチマークテストを実施してみた。
光沢が抑えられた液晶ディスプレー
「GALLERIA QHF960HE」には15.6インチのフルHDディスプレーが搭載されているが、画面が大きい分、周囲の環境に依存するのではないかという懸念があった。しかし、実際に使ってみたところ、電灯の映り込みなどはなく、反射光が気になることはなかった。これは、搭載されているディスプレーが非光沢(ノングレア)ディスプレーであるためだ。
非光沢ディスプレーであるために、少々発色が抑えられた感じに見えることもあるが、逆に落ち着いた色合いで目に優しく感じた。
M.2接続のSSDが今なら無料
「GALLERIA QHF960HE」のHDDはSATA 3Gb/s接続(SATAII)の2.5インチドライブ1TBが標準搭載されているが、速度面ではSSDの導入を検討したい。本機では、購入時にSSD 120GBが無料でプレゼントされており、5000円追加するだけで250GBに容量アップすることができる。
このM.2接続のSSDは120GBと容量が少ないことが難点だが、HDDよりは圧倒的に速いので、起動ドライブとして用いることに特化するのがいいだろう。ちなみに、電源を入れてデスクトップが表示されるまでの時間を計測してみたが、ほぼ20秒程度で起動され、立ち上がりは速いという印象を受けた。
「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマーク
それではゲームのベンチマークで本機のパフォーマンスを見てみよう。まずはおなじみの「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマーク。全画面表示で1980×1080の解像度、DirectX 11で計測した。
ベンチマークのスコアは下記のような結果となった。
このベンチマークテストでは、基本的は7000点以上あれば快適なプレイができるとされている。最高画質でも「快適」と表示されたのでプレイに支障はないが、高品質でも6000を超えていないので、ストレスなくプレイするには高画質にしておくといいだろう。
また、テスト中は排気ファンが高稼働しており、空気が流れる音が若干気になったが、音声などをさえぎるというほどではなかった。
全体の感想としては、3D処理バリバリのゲームは、高画質でもプレイできないわけではなく、気になるようであれば画質を落としてプレイすれば、ストレスをそれほど感じないで遊べると感じた。ヘビーなゲーマーには少々物足りないかも知れないが、低価格なノートPCということで予算との兼ね合いを考えたときには、コストに見合ったパフォーマンスを得られるPCである。