このページの本文へ

せきゅラボ研究結果 第13回

急増するアカウント乗っ取り被害に遭わないためにできること

顔面で一発ログイン! 「True Key」で無数のIDとパスワードを一括管理

2016年02月24日 09時00分更新

文● 田口和裕 編集●ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

パスワード以外も保存できる パスポートや免許証情報も

 「True Key」にはID/パスワード以外にも、自由に使えるメモ帳「セーフノート」と、クレカやパスポートなどの情報を入力できる「ウォレット」が用意されている。

 「True Key」さえあれば、忘れると困るが公にはしたくない類の情報を安全に集約・保存できるのだ。

「セーフノート」にはパッケージソフトのシリアル番号や鍵の番号、ちょっとしたメモまでなんでも安全に保存できる

「ウォレット」にはアドレス帳、免許証、パスポート、など6つのフォーマットが用意されている

既存のパスワード管理ソフトやウェブブラウザーからID/パスワードをインポートする機能も

顔や指紋で簡単ログイン! 生体認証を追加しよう

 「True key」のログインにはマスターパスワードを使用するが、代わりにウェブカメラを使った「顔認証」といった生体認証や指紋リーダーを使った「指紋認証」を使用することもできる。

 また、ログインに複数の認証要素を求める、より強固な多要素認証(MFA)を使用することも可能だ。さっそく使い方を紹介しよう。

認証要素を設定するには、まず画面右上の「人間」アイコンをクリックする

指紋リーダーを使って指紋を登録

ウェブカメラを使って顔を登録

顔認証する際には、セキュリティ上の理由から青いフィルターがかかった状態で表示される

「2番めのデバイス」はメールを送ることによって登録する

すべての認証要素を登録したところ

 ちなみに、顔を判別するためのセンサーはPCやスマホに標準搭載されているカメラで特に問題ないが、インテル セキュリティによると、Intelが2014年に発表した「RealSense 3Dカメラ」搭載機ならば、より精度の高い顔認証が可能になるとのこと。具体的には認証エラーが減少するそうなので、RealSense搭載PCは積極的に顔認証を取り入れたいものだ。

 さて、登録した認証要素を使ってログインするには、「プロファイルの設定」画面から設定を変更する必要がある。

 デフォルトでは1個(信用済みデバイスでない場合は2個)の認証要素でログイン可能だが、セキュリティレベルを「高度」にして複数の認証要素を指定することもできる。

画面右上の「歯車」アイコンをクリックして「プロファイルの基本設定」画面を表示する

プロファイル未使用時にサインアウトするタイミング(時間)を変更できる

デフォルトの認証要素には「信用済みデバイス(固定)」と「マスターパスワード」が選択されている

「マスターパスワード」の代わりに「指紋」もしくは「顔認証」に変更できる

セキュリティレベルをデフォルトの「基本」から「高度」に変更すると……

「信用済みデバイス」以外に2個の認証要素を選ぶ必要がある

 例えば認証要素を「マスターパスワード」と「2番めのデバイス」の2つにした場合、ログインは以下の手順となる。

「ログイン」をクリック

まずマスターパスワードを入力。すると……

003るので、スワイプしてアクセスを許可する

 スマートフォンを2番めのデバイスにする場合は、あらかじめ「True Key」アプリをインストールしておく必要がある。

Windowsのロック解除を「True Key」の顔認証で行なうことも可能

カテゴリートップへ

この連載の記事