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新デザインも好印象

これが2万円台? 片手持ちにピッタリな軽量8型Win10タブ

文●鈴木誠史/ASCII

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使い続けたくなるデザイン

 WN802は、2014年末に登場した「WN801V2-BK」の後継となるモデルだ。旧モデルも人気機種だったが、背面に黒一色のシンプルなプラスチック素材を採用するなどビジネス寄りなデザインなのが個人的に惜しかった。趣味に使うマシンなら、見た目も美しいものがいい。WN802の背面は光沢あるシルバーを採用し、マットホワイトを縁の部分にあしらった高級感あるデザインとなっている。しばらく使ったあとも、指紋がほとんど目立たなかったのが好印象だった。

背面はツヤのあるシルバー

旧モデルは黒一色のシンプルなデザインだった

 さらに、このデザイン変更によって薄さは9mm、重量はおよそ314gとなった(旧モデルは10.1mm、370g)。見た目だけでなく、実際の持ちやすさも向上している。サイズは幅210×奥行121.5mm。ジーンズの後ろポケットにも入った。

薄さは9mm

 解像度は1280×800ドット。最近はフルHD(1920×1080ドット)以上のスマートフォンも増えているため、「画質が物足りないかも?」と思う人もいるだろう。だが8型程度のWindowsタブレットの場合、高解像度すぎると文字やアイコンが小さくなり、狙った場所をタップしづらくなることもある。実際、この解像度の8型ディスプレーは扱いやすく、ウェブブラウジング中も片手で難なく操作できた。

解像度は1280×800ドット。光沢パネルだが、あらかじめ貼られている保護フィルムによって反射が少し抑えられている

大画面で使いたくなったら、HDMI出力すればいい

 自宅にテレビや外部ディスプレーがあるなら、WN802を“デスクトップPC的”に使うこともできる。Micro HDMI端子で画面出力し、Bluetoothでマウスとキーボードを接続すればいい。

 充電中は使用できなくなってしまうが、Micro-USB端子もある。USB端子変換アダプターが付属するため、USBハブを接続した上でUSBマウスやキーボードを接続するのも手だ。

ボタンと端子は表示があってわかりやすい

USB変換ケーブルが付属する

ACアダプターまたは付属のMicro-USBケーブルで充電できる

国内メーカーらしい細かい配慮

 WN802を箱から取り出すと、まずなにやらいろいろ記載されたフィルムが貼られていた。記載されているのは各端子の名称、梱包品の確認、充電方法など。このフィルムが説明書の代わりとなっているというワケだ。

 このフィルム、実は2層となっており、上の層を剥がすとそのまま保護フィルムが貼られた状態になる。別途フィルムを購入して貼る作業をせずに済むのはありがたい。

保護フィルムは2層となっている

2万円台で買える、便利なWindowsマシン

 WN802は旧モデルよりもデザインの高級感が増し、かつ薄型軽量化して持ち歩きやすさが向上した。片手で持てるサイズのタブレットでありながら、画面出力すれば使い慣れた据え置きのWindows機のようにも使える。2万8058円という価格も魅力的だ。

 次回は、気になる性能面をチェックしてみる。

マウスコンピューター/G-Tune
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