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週間リスキー 第28回

思わず買っちゃう格安Windowsスマホを分解!

格安Windows 10 Mobile機「KATANA 01」を丸裸にしてみた【後編・マニア向け】:週間リスキー

2016年01月20日 14時00分更新

文● 霜田憲一 編集●ゆうこば

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 Windows 10 Mobileを日本でいち早く搭載して、1万2800円という激安価格で話題のFREETEL製スマホ「KATANA 01」を発売日に買った筆者。最初は普通に使ってみたレビューだったが、今回は激安のヒミツを確認すべく、自己責任でバラしてみた。

 バラす前に確認するのはネジ穴。そこで、KATANA 01には外から確認できるネジ穴は一切ないのに感心した。どう処理しているかというと、裏蓋でカバーをして見えなくしているだけだ。この手法は外観の美しさもさることながら、何らかの理由でネジが外れても外に落下しない。単純なことだけれどこれは大事。

 裏ブタを外して観察すると見つかるのが、シールでネジ穴をカバーをしている所。写真だと「S」の丸シールに部分。コレをはがすと開けた事になってしまうので保証対象外になってしまう。今回は承知の上なので一気にはがしてしまい、見えるネジはすべて外してしまう。楽しいなぁ。

裏ブタを外すと現れるネジ穴と「S」シール。これをはがさないと先には進めません

安さのヒミツ1:過去の製品からの転用

 ものづくりは新規に開発をすると時間がかかり、そのぶんコストもかさむ。そうして開発された製品は開発費を回収するために製品単価に乗せられるので当然販売価格も高価になるもの。このKATANA 01は同社のAndroidスマホのエントリーモデル、「priori 2」の筐体やディスプレーユニット、バッテリーをほぼそのまま流用している。新規金型も不要だし部品も共通化できるので、低コスト化に貢献している。

 以前からの生産実績があるということは、問題点の潰し込みもできているので、新規開発品よりも不良率を低く抑えられるというメリットもある。

同社の1万円を切るAndroidスマホ「priori 2」。KATANA 01と並べると外観は同じだ。分解してみるとメインボードとアンテナモジュール、内部カバーの一部くらいしか違いが無かった

液晶とタッチパネルユニットはモジュール化されており、priori 2と同一のもの。フロントパネルとシャーシは完全に接着されていて分解できなかった

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